充の家に向かった。
充は本当に外で待ってた。

「あーちゃん！」
『お待たせ』
すぐ車に乗り込んでハグしてくる充。
子犬みたいで癒される。
「あーちゃん♡会いたかった！」
『ありがとう。』
「元彼と、してきたの？」
『……うん。』
「なんでするの？ダメだって言ったでしょ？あーちゃんが悲しむの嫌だよ！」
『そうなんだけどねー充ありがとうね。』
「ねー！！あーちゃん！俺じゃダメ？」
『えっ？』
「あーちゃんを悲しませたくないから！」
『ありがとうね。でも、今は無理だよ。』
「あーちゃん。じゃーね、俺のお願い聞いて！」
『お願い？私に出来る事なら良いよ。』
すると充は
「俺ね、恥ずかしくてね、あーちゃんに見栄はりたかったから言ってない事あるの。」
『何？』
「その、まだ経験がないの。女の人と"した"事ないの。キスはあるけど無いの。だから俺の初めての人は、あーちゃんが良い！」
『えっ！？』
「引いた？」
『引かないよ、そんな事で。むしろ私のしてる事のが引くでしょ。』
「俺は引かないよ！だから俺の初めての人になって！」
私は正直困った。
充の初めての人に私なんかがなって良いのかな？
悩んでいると
「あーちゃん、上手に言えないんだけど恋愛経験もないし。でも、俺が、あーちゃんが良いの！あーちゃんじゃなきゃ嫌なの。」
『そんな大切な事、私なんかに委ねて後悔しない？』
「後悔しない！！あーちゃんが良い！」
私は悩んだけど受け入れる事にした。
『後悔しても私責任取れないよ。』
「絶対後悔なんてしない！」
『わかった。充に任せるよ。』

そして近くのホテルに入る事になった。