明斗が地元に帰って2ヶ月。
まだ心はボロボロだった。
寂しくて苦しくて。
仕事以外に何かしてないと死んでしまいそうだった。
ただ1つ不安だった妊娠はしていなくてホッとした。
それから、心が疲れはて何をしていても明斗を思い出す毎日。
明斗からきたメールも全部消せず毎日見ては泣く日々。
1人で居ると気が狂いそうで…
色んな男と会いまくり体を重ね合った。
ただ虚しくなる。辛くなるだけなのに。
一瞬でも明斗を忘れるには他の方法が思い付かなかった。
ただただ毎日毎日知らない男に抱かれる。
もう本当の私は、どこにも居なかった。
本当の私は死んだんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。