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第21話

story 20.
582
2022/01/28 13:16
あなた side




さっきからずっと気になったことを聞いてもいいですかね…。




『ねぇ、』


長尾「ん?」


『どこまで着いてくんの?』




もう結構家の近くまで来ているのに、


未だに別れようとしないこいつ。


もうそろそろ、別々になってもいいのでは無いだろうか。





長尾「え、家まで送ろうかと思って。」


『君、彼氏じゃないでしょ。』


長尾「せめて、彼氏候補って言ってや。」


『誰が言うか。』


長尾「ケチくさいなーー…。」






ピロンっ



鞄に入ったスマホがぶるっと振動したことに気づいた私は、


1人でなんかぶつぶつと喋っている長尾謙杜を放っておいて


メールの内容を確認した。





あなた、学校お疲れ様!
疲れてるときに、ほんとにごめんなさいなんやけど、帰りに卵買ってきてくれへんかな。
お金は後でちゃんと払うから、ほんまにごめんな。こんなママでごめんな。




なんか、とてつもないぐらいに責任感じてるらしいけど


食材のひとつやふたつ買い忘れたぐらいで、


そんな親嫌いになる奴なんておらんって話。


心配性すぎる割には、よく忘れ物をする私のお母さんは、相変わらずだ。






『長尾謙杜。』


長尾「ん?なに〜?笑」


『ここでお別れです。』


長尾「え、まだあの公園にまでたどり着いてへんで?!」


『用事できたから。』


長尾「んー、そっか。なら、しゃあなしやな。」


『では、さよu』


長尾「僕もついてっていい?」



・・・



『君は、私のストーカーですか、??』


『いいわけないでしょうが。』


長尾「ダメかー…笑。じゃあ、気ぃつけてな。」


『はいはい。では、さようなら。』




一礼して、緑になった横断歩道を渡った。