第36話

ユンギside
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2018/06/23 19:08
ガタンという音があなたの向かった方向から聞こえた。



まさかと思い、練習室から飛び出すと、
廊下でころんでしまっているあなた。

俺は急いで、あなたの元に向かった。


寄って気づいた、あなたの右腕の一部が青くなりはじめている事に。



また、あなたに傷がついた。
ユンギ
あなた!
あなた

大丈夫ですよ!ユンギさん!

ユンギ
おい、なんだこれ
あなた

ダンボールが倒れてきて、当たっちゃっただけだから!!大丈夫!!

なんて言って、ニコッと笑う。


ちょっと腕震えてるし、痛いはず。



俺はまた、守れなかった。


俺はあなたを抱きしめた。


近くにいれば、守れると思ったのに。


また、、また、、、


あなたを抱き上げ、練習室に戻る。




あなたはなぜか今、狙われている。





この日は優しく抱いた。
怪我をかばいながらも、あなたは俺のワガママに付き合ってくれた。
あなたが眠った後に、
布団から出て、スマホを手にとる。
ユンギ
もしもし、じみな?
ジミン
なーに、こんな時間に
ユンギ
わりい、調べて欲しいことがある
ジミン
お、珍しいね、ヒョン。


次は絶対にあなたを傷つけない。



スマホの通話を切り、あなたの眠るベットへ向かうのだった。

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