第6話

#5
580
2019/08/11 01:07
~ まいside ~
薮 宏太
ちゅうしてあげよっか?
突然の言葉に頭が回らなかった。
あなた

///////////////

いつもの癖で下を向いてしまう私。
薮 宏太
あ、また下向いた
その言葉と同時に
大きな手がふわっと私の頭を撫でた。
あなた

っ?!/////

薮 宏太
びっくりしすぎじゃない?笑
思わず体が震えてしまった私に
笑いながら話しかける薮くん。
頭の中は色んなことでパンクしそうだった。
あなた

ご、ごめんなさい…/////

薮 宏太
謝んなくていーよ笑
と言って、頭を2回ポンポンとされた。
あなた

っ…//////////

なんで…
なんでこんなにドキドキすることばかりしてくるの?











自分のファンだって分かったから…?









ねぇ、なんでよ…薮くん…









もう、心臓持たないよ…




スタッフ
薮さん、そろそろお願いしまーす!
薮 宏太
あ、はーい!
薮 宏太
ごめん、俺そろそろ行くね
あなた

え、あ、はい!
が、頑張ってください…!

薮 宏太
ありがとう!
ふにゃっと笑い
走って撮影場所に行ってしまった。




撮影が始まってから
薮くんは一切こっちを向いてくれなくなった。
《 仕事に集中してるのは分かるけど…
こっち見てくれないかな…? 》
《 さっきまであんなに話しかけてくれてたのに… 》
あなた

薮くん…

数メートル先にいる薮くんは
さっき目の前にいた薮くんとは違うように見えた。
《 こっち向いて… 》
なんて思ってたって叶うはずがない。
ピロンッ
何かの通知音が聞こえて
音がしたベンチの下を見ると…
私のスマホが転がっていた。
あなた

えっ…?!

急いで拾い上げると
バッグが落ちていることに気がついた。
あなた

バッグも…?!((小声

《 バッグが落ちていたことも
気づかなかったなんて… 》
《 ほんとに薮くんのことしか
考えられなかったんだな… 》
急いでバッグとスマホ、バッグから出てしまった
中身を拾い上げ砂を落とした。
あなた

あちゃー…

砂を落とし終わり、通知を確認する。
お母さんから
「すぐ帰ってきて!鍵無くして入れないの!」
という通知だった。
あなた

え、うそでしょ…?

《 薮くんが今いるのに帰れるわけないじゃん 》
あなた

でも…

《この暑さで外にいたらお母さん
熱中症になっちゃうかも…》



《鍵を渡して急いで戻ってこよう!》
そう決心し、薮くんをチラッと見てダッシュで
家へと向かった。

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