ジェシーside
「 もしもしー 」
『 はーい 』
「 だいすきっ 」
『 もー何回目なの。やっぱり酔ってるでしょ 』
「 だって何日も会えてないんだぜ? 」
『 それはそーだけど、、 』
俺は今YouTubeの撮影の旅行で遠くに来てる。
あなたとこんなに離れることって中々ないから
すっげぇー寂しくてさっきから切っては
電話をかけてる。
田中「 なーいつまでかけてるんだよ 」
「 ずっと! 」
『 ちょ、ジェシー耳潰れる 』
田中「 なーこっちでスピーカーにしようぜ 」
「 えーやだぁ 」
田中「 もしもしー? 」
「 おい! 」
『 あれ、樹くん同じ部屋なの? 』
田中「 いや、遊びに来てんの 」
『 誰と一緒なの 』
「 こーちぃー 」
『 、、ふーん 』
「 え、どうしたの 」
『 だってジェシーこーちくん好きじゃん。
また惚気話聞かされるんでしょ 』
話聞くのそんなに嫌だったのかな。
「 そんなに旅行の話聞くのやなのー? 」
『 、、はいはいそーです 』
田中「 いやちげぇだろ。2人が仲良いのに
嫉妬してんだろ笑 」
『 ちょ、樹くんいらないこと言わかないで
いいかr
「 えぇ!嫉妬してくれてんの? 」
『 ほらもうめんどくさい 』
田中「 笑笑 」
髙地「 なになにまた電話してんの? 」
「 あ、こーちぃーこっちきt
田中「 こーちちょっと俺らの部屋きてよ 」
髙地「 え、今帰ってきたとこなんだけど 」
田中「 いーから。あなたちゃんまたね! 」
『 え、あ、うん… 』
「 あなたーそんなこと思ってくれてたんだね 」
『 見ないでもわかる、絶対ニヤニヤしてる 』
「 嫌だって嬉しいじゃん! 」
『 はいはい笑 』
「 今日何食べたのー 」
『 え?えーっと、、 』
「 食べてないんでしょ 」
『 …はい 』
「 もー俺がいないと食べないのやめてよ 」
『 ジェシーいないとお腹空かないんだもん、 』
「 嬉しいけど心配だよ 」
『 …食べます 』
「 よしっ 」
『 ジェシー? 』
「 ん? 」
『 お土産よろしくねっ 』
「 ん、わかってるよ 」
『 じゃなくて、お土産話…! 』
「 …ほんとかわいいなぁ笑笑 」
『 うるさい、切るよ? 』
「 やーだー! 」
結局俺らはこのまま深夜2時まで電話して
こーちに怒られました笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。