第42話

彼女が遅い理由
924
2021/04/06 01:14
ジェシーside

「 ただいまぁっ 」


今日も暗い家に帰る。

最近あなたは俺より帰りが遅い。

なんでか聞いてもいっつも話を逸らされる。


『 ただいまーってうわっ?! 』


「 おかえり、、 」


『 なんでこの時間まで起きてるの? 』


「 さびしーじゃん 」


『 そっか。お風呂湧いてるー? 』


「 湧いてるけどって行かないでよー 」


それに帰ってきた彼女はいい匂いがする。

それに最近可愛くなっていってる気がする。


『 ちょ、なになに。入ってこないでよ 』


「 やだ 」


『 えーなんで? 』


「 理由話してくれなきゃ俺ここいるもん 」


『 …わかった、とりあえずお風呂には入らせて? 』


「 ほんとに話す? 」


『 もちろん 』


「 約束ねっ! 」


やっと知れる。

けどドキドキしてきたっ、、


『 よし、コンビニ行こう 』


「 え? 」


『 だから、コンビニ行こう 』


「 あ、お夜食買いに行くの?久しぶりだっ 」


『 私が最近遅いのはジェシーのためだよ 』


「 え? 」


『 ほら、私たち付き合って結構経つじゃん 』


「 うん 」


『 多分世の中で言う倦怠期がそろそろ来るん

じゃないかって思ってて 』


「 うん? 」


『 料理ならいに行ったり、友達にメイクとか

服とか教えて貰ったり…してた、 』


「 え 」


『 ジェシーが気づかないうちに可愛くなってやろ

って思ってたけど、言ってなくてごめんね 』


「 ううん、いいよ全然。

そんなのすっごい嬉しいし、てか

俺浮気しちゃったのかと思った 」


『 そんなわけないでしょ笑

でももうやめようかなって思ってる 』


「 なんで?俺は全然いいよ? 」


『 んー、、ジェシーのためのはずなのに

ジェシーと会う時間が短くなってるなら

意味ないなって、 』


「 あなた… 」


『 あ、待って抱きついてこないで…よって

もう遅いか笑 』


「 あなたーっすきいいい 」


『 ちょ、ここ外だから気をつけないとっ… 』


「 いーの!週刊誌にとられてもあなたを

守るし、なんなら見せびらかす! 」


『 もー、、バカなんだから笑 』

プリ小説オーディオドラマ