第15話

もう二度としませんっ
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2021/03/08 12:57
あなたside





今日は久々にSixTONESのみんなと食事会。

どんな服きていこっかな、、


「 あなたー!行くよ? 」


『 え、待って 』


いつも通りドタバタしながらでて手を繋いで歩く。

今日は、、というより今日も焼肉屋さんだ。

私まで常連になるんじゃないかってくらい

みんなとの食事は決まってそこ。


京本「 あなたちゃーんっ! 」


『 大我くん久しぶり。あ、舞台おつかれ様〜 』


京本「 ありがとっ! 」


髙地「 飲み物いつものでいいよね?もう頼んどいたよ 」


『 えー、いつもありがとうね 』


「 どういたしまして!AHAHA! 」


『 ジェシーに言ってないし笑 』


松村「 そういえばあそこ古着屋できたの知ってる? 」


「 えっあそこ?かわいいよね 」


松村「 やっぱり知ってた?見に行こうよ 」


「 だーめ、2人きりはだめだよ? 」


『 もうジェシーガード硬すぎ、、 』


松村「 ちょっとくらいいいじゃんね? 」


森本「 俺もそう思う! 」


『 慎太郎くんはそもそも遊ばないじゃん 』


森本「 たしかにっ 」


「 かにぃ〜 」


『 あはははっ笑笑なにそれっ笑 』


「 かにだよかに、crabだよ 」


『 無駄に発音いいのやめて笑笑 』


田中「 あなたって相変わらずジェシーの

ギャグだとすぐ笑うよな 」


そう言って入ってきたのはSixTONESの遅刻魔。


『 え?あ、樹くん。久しぶりだね 』


田中「 おう、久しぶり 」


『 遅刻癖は治ってないみたいだね? 』


田中「 あ、バレた?笑 」


髙地「 あなたちゃん叱ってあげてよ笑 」


田中「 えー叱られるなら遅刻これからもする 」


『 え、バカなの? 』


田中「 その目もご健在なようで 」


『 誰のせいなんだか笑 』


そんな感じでワイワイしてきてみんなお酒が

だいぶ回ってくる。


京本「 あなたちゃあああん 」


大我くんは酔っ払うと席を離していても

いつも私のとこによってきて膝枕させられる。


『 ん、大我くんおもいいいい 』


田中「 俺も俺も〜 」


『 ちょ、樹くんまでやめなさいっ 』


すると隣にいて割り込まれた彼は頬を膨らます。

いつもなら入ってくるのに今日は拗ねているのか

ずっと違う方を見ていた。


『 ジェシー? 』


「 なに 」


『 私から寄ってないじゃん 』


「 なんのこと? 」


『 怒ってるでしょ 』


「 …だって断ったらいいんじゃん 」


『 わかったから…はい、2人とも慎太郎くんに

倒れなーっ 』


2人は酔っ払っているので素直に言うことを聞く。

慎太郎くんは私と一緒でこういう場所であまりお酒を

飲まないタイプだから安心して任せられる。

私は彼を見ると了解とにっと笑う。

そしてもう1回視線をジェシーに戻す。


『 ね、ジェシー許して? 』


「 んじゃこっち来て? 」


『 ん? 』


「 ちゅーしてくれたらゆるす、、 」


『 は?え、ちょっとここで? 』


「 してくれないんだったらいい 」


そんなの一択しかないじゃん!

私があたふたしていたらジェシーくんは益々

機嫌が悪くなる。こりゃお酒のせいだな…。

髙地くんと北斗くんは仕事だから帰ったし

慎太郎くんは子守りしてくれてるし…。

誰も見てない…よね

私は少し背の高い彼の肩に手を置いて膝立ちをして

ほっぺたに唇をつける。


「 …?!えへへ。でも、ほっぺかー 」


『 …なにか不満でも? 』


「 ううん、だぁいすきっ! 」


そういって抱きついた勢いで倒れて寝てしまう。

結局そのあとは慎太郎くんが全部処理してくれた。

本当にありがとうでしかない…。

でも朝起きたら、、、


「 えっ!!なにこれ!!!

あなた昨日こんなことしたの?笑 」


と嬉しそうにSixTONESのグルーチャットを

見せてもらうとそこには一枚の写真が。


『 慎太郎くん絶対許さない!!! 』


そう、昨日私がジェシーにキスをし(させられ)た

写真が送られていた。


「 ねぇ、もう1回しようよ 」


『 もう二度としませんっ 』

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