第3話

アイドルの彼との約束
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2021/03/03 01:58
あなたside





『 えっと、、まず名前は? 』


「 ジェシー!ルイス・まさや・ジェシーって

いうの! 」


『 えーっとー、、 』


「 みんなからはジェシーって呼ばれてるけど

あなたならまさやくんでも! 」


『 …また考えておきますね 』


「 あなたは? 」


『 あなたです 』


「 えっと、苗字は? 」


『 ないです 』


「 え?でも 『 ないです 』


「 そっか、、 」


『 …すいません、テレビでも見ましょう 』


「 ん、、わかった 」


彼は時計を確認すると少し曖昧な返事をした。

私は特には気にせずにテレビをつけた。

すると、そこには、、


『 え、ジェシー…さん? 』


「 ばれちゃったかっ 」


『 説明してください、、 』


話を聞くと彼はジャニーズのSixTONESっていう

グループに所属しているらしい。

黙っていたのはありのままの自分を知って

欲しかったからと言っていた。


『 もー、どうするんですか。週刊誌なんかに

でちゃったりしたら… 』


「 ごめんなさい… 」


あの明るかった彼は子犬のようにしゅんとする。

そんなの見たら帰そうにも帰せない…。


『 謝らないでください。これは私の

無知さにも責任があります。

とりあえずもう会わないようにしましょう 』


「 そんなのやだよっ 」


『 でも、、 「 おねがい、1年!いや半年でもいいから!、、 」


『 だめです、その間に見つかったら… 』


「 絶対大丈夫なようにするし、なにかあったら

俺だけ責任取るから! 」


『 …じゃあ半年だけですよ 』


「 よっしゃ!」


『 でも、責任はあなただけが負わないでください 』


「 、、わかった。その間に絶対にもっと会いたい

って思わせてみせるから! 」


彼は顔をクシャクシャにして笑う。

めんどくさいことになったけど、

なんか楽しそうな気もするな、、なんて

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