あなたside
昨日私の携帯に突然連絡が入った。
樹からそんな連絡なんてあまりにも
珍しかったから私は疑うなんてことはせずに
と返事してすぐに家を出た。
田中「 あ、あなたーっ 」
『 樹っ、どしたの 』
田中「 とりあえずこっちきて 」
『 わ、わかった、 』
連れられた先はジェシーのいない楽屋。
なんだか嫌な予感がする。
京本「 あなたっ! 」
髙地「 樹ちゃんと説明してきてないでしょ 」
田中「 なんでわかったんだよ 」
松村「 だってあなたがそれ聞いて
こんなにすんなり来るはずないじゃん 」
『 待って待って何の話? 』
森本「 ドッキリ仕掛けようと思って! 」
『 ドッ…キリ? 』
田中「 最近惚気しか聞かねぇからたまには
男らしいとかみたいなって 」
京本「 題して嫉妬させよう作戦だぜ! 」
『 、、、え? 』
松村「 あーもうだからやめようって言ったんだよ 」
田中「 俺らといちゃいちゃして嫉妬させるだけ! 」
京本「 おねがい! 」
『 絶対樹と大我の案でしょ 』
京本「 え、なんでバレたの? 」
髙地「 そりゃそんな懇願したらバレるよ笑 」
京本「 あ! 」
松村「 んで、あなたはどうすんの? 」
『 んー、、ちょっとしてみたい気も
しなくもない、かな 』
森本「 それはどっち?するの?しないの? 」
『 、、する 』
田中「 まじ?!あなたさすがじゃん! 」
京本「 まさか許可貰えるとは思わなかった! 」
『 その代わりやるなら徹底的にね? 』
森本「 姉御がでてきたっ!笑 」
私たちはふざけつつジェシーが来るまで
会議をしていた。
ちょっときがひけるきもするけど、
嫉妬してるとこあんまみないしなー、、
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!