ジェシーside
彼女はご立腹です。
どうやらこないだの旅行のYouTubeを
みてるみたい。
『 なんでこのかっこいいかっこしてったの… 』
『 あー!ファンの子達にてーふってる、、 』
『 結局こーちくんとラブラブしてるぅ! 』
あーかわいすぎ、、笑
最近より感情豊かになった彼女はとてつもなく
かわいい。
これ全部このあなたをみたくて意地悪
しちゃいましたっ←
「 今俺を独り占めにできる時間失ってるよ? 」
『 いーもんジェシーなんか独り占めにも
してやんないっ 』
バタンッ
とうとう自室に閉じこもってしまったあなた。
本気で怒ってるなこれは。
「 あなた、ゆきだるまつくろー 」
『 あっちいって!ジェシー! 』
「 わかったーよー 」
本気で怒っててもこうやってのってくれるとこも
またかわいい。
『 …ジェシー、行っちゃったの? 』
「 … 」
絶対かわいいから俺はあえて黙る。
どんな反応するかな?
『 …いるんでしょ、 』
「 … 」
『 こっちきてよジェシー、、 』
『 寂しいじゃんか、、』
「 ちゃんといるよ笑 」
『 じぇし、、 』
枕が飛んでくると思ったらあなたがゆっくり
歩いてきて俺にぎゅってだきついてきた。
『 ごめんなさい 』
「 なにが? 」
『 私絶対思い彼女だよね… 』
「 んなこたぁないよ 」
『 じぇしー 』
「 はぁい 」
『 だいすきっ 』
「 えへっ。俺も! 」
多分俺らって意外にバカップルなんだと思う。
このことを本人に言うのはもちろん誰かに
言ったら殺されると思うけど、、笑
あなたは俺の前だけでは甘えん坊だし
俺も誰よりも甘えれる人だし。
ぜーったいはなしたくないから強く抱きしめる。
「 離さないから離れないでね 」
『 ジェシーもねっ 』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!