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第22話

➠ 21




















母:38.5………










翌朝,お母さんは体温計を見ながらそう言った













母:今日は学校お休みね




あなた:……はぁい……










あの後びちょ濡れで帰ってきたあたしは

冷えたのか熱を出してしまったらしい












母:お母さん仕事でもう行かないとだけど……




あなた:一人で大丈夫だよ。行ってらっしゃい…!




母:そう?なるべく早めに帰ってくるからね













お母さんはあたしの髪を撫でて家を出て行った

侑と治もついさっき朝練に行ったばかり

お父さんも仕事で出ていて

家は静まり返っていた












あなた:ケホッケホッ………














静まり返った家の中

突然襲ってくる寂しさ

あたしは熱に魘されながらも

昨日の侑の事を考えてしまっていた










あなた:……トイレ……
















あたしはトイレへ行こうと部屋を出た

しかしかなりの高熱

あたしは身体のコントロールが出来なくなっていて

トイレから出てきたあたしはそのまま座り込んでしまった













あなた:…………














バチが当たったんだろうなぁ

そう思いながら

あたしは目の前の壁を見詰めることしか出来なかった





















『 何してんねん。』



















突然聞こえた聞き慣れた声

その声と共に宙に浮く自分の身体















侑:高熱出てるんやから部屋で大人しくしとき























あたしを抱き上げたのは

朝練へ行ったはずの侑だった













侑:ほれ,大人しく寝とき




あなた:………




侑:?何やねん











侑はそのままあたしの部屋へ行くと

ベッドの上にあたしを下ろした












あなた:どう……して……?




侑:え?




あなた:どうして……いるの……?




侑:ああ。やってあなた家に一人になってまうやん




あなた:え………?




侑:かなりの高熱出とんのに家に一人は危ないやろ?












" 現にもう動けんくなってたしなぁ? "

侑は困ったように笑っていた














侑:でも俺が残る言うたら母さん心配してまうやろ?




あなた:え………




侑:せやから1回普通に家を出て,母さんが出て行くのを見てから帰ってきたんや













侑はわざわざ

あたしを心配して戻ってきてくれたの?













侑:ほら,熱ん時ってやけに心細くなるもんやろ?




あなた:え………?




侑:せやから俺が今日は傍にいたる



















" せやから安心して寝ててええで "

侑に優しくそう言われて

あたしはゆっくりと目を閉じた。