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第44話

➠ 43




















侑 side












3年前
















担任:えーほな,転校生を紹介する




男子:転校生?




男子:男?女?




男子:可愛ええ子がええなぁ!




担任:お前ら静かにしろー













中1の3学期

俺らのクラスに転校生が来た













担任:入れー




あなた:………




男子:おぉー……!










男子達が歓声を上げた

歓声を上げたくなるのも分かるくらい

俺も可愛ええ子やと思った











あなた:ふ,藤原あなたです……!よろしくお願いします……!




担任:席は宮の隣な












担任は俺の隣の席を指さした

宮だけやとわからんと思って

俺はわざわざ手を挙げて教えてやった












あなた:よろしくね……!




侑:おん。よろしゅう










控えめに微笑む彼女の笑顔

俺は素直に可愛ええと思った

けど______

















女子:藤原さんって親が離婚したから転校してきたらしいで




女子:そうなん?そう言えば話し方も変よなぁ?




女子:東京から来たんやって!











転校初日からそないな噂が流れとった

どこから流れたかはわからん

けど噂が流れるのはほんまに早かった













男子:なぁ藤原さんって親の離婚で兵庫( コッチ )に来たってほんま?




あなた:……そう……だよ……




男子:やっぱりそうなん!?可哀想やなぁ!




男子:親の離婚でわざわざ東京から来よったん!?











中学生はまだ餓鬼や

クラスメイト達は面白がって

あなたをからかって遊んどった

あなたは事実やから何も言い返せんくて

じっと耐えとるだけやった











男子:ほな藤原の前って苗字なんやったん?




男子:次の苗字は何にするん〜?




男子:苗字ころころ変わると教科書とか名前書き直さなあかんから大変やなぁ!























ガンッ

























侑:お前らいい加減にせぇや




男子:え?




あなた:………?
















とうとう我慢ならなくなった俺は

自分の机を思い切り蹴飛ばしとった

男子達はもちろん

あなたも驚いた顔で俺の事を見とった










侑:お前らはええよなぁ幸せな環境で育って




男子:え?




侑:親の離婚ってどんだけ辛いか,お前らには一生分からへんやろなぁ?











俺の両親も小さい頃に離婚しとった

せやから____あなたの気持ちが痛いほどわかった










侑:喋り方なんて今まで東京におったならそっちの言葉使ってておかしないやろが




女子:………!




侑:親の離婚で振り回されて辛い思いしとるのって子ども側なんやで?




男子:え?




侑:やから____
























『 もう二度とそないなくだらないこと言うて

あなたをからかったりすんなや。』























俺の顔,俺の言葉

それらを見たクラスメイトはその場から離れて行った

少しやりすぎてしもたやろか?
























あなた:宮くん




侑:ん?





















『 ありがとう______ 』
























そう柔らかく微笑んだあなたは

ほんまに可愛くて天使なんやないかと思った

気付けば俺は______あなたに恋をしとった。