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第18話

拾漆 竈門炭治郎―壱
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
それは、何ですか?
胡蝶さんは、コクッと首を傾けた。

不意に可愛い…と思ってしまう。
あなた

兄たちに買ったお土産なんです。

胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
そうなんですね!
ですが、あなたさんのお兄様は……
胡蝶さんの顔が、ちょっと曇る。
あなた

亡くなりました。

胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
それは、すみません…
あなた

いえ!いいんです。

私は、ニコッと微笑んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



私は、寝られなくて、外に出た。

屋根の上にのぼった。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
あっ……!!
屋根の上には、炭治郎がいた。
あなた

炭治郎…

竈門炭治郎
竈門炭治郎
あなた…どうかしたのか?
あなた

ちょっと、寝られなくて。

あなた

隣、いいかな?

竈門炭治郎
竈門炭治郎
う、うん!
炭治郎の横に座って、空を見た。

今日の月、綺麗だな……


満月だった。
思わず見惚れてしまうほど綺麗だ。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
…何か、悲しいことでもあったのか?
あなた

えっ…!?

私は、兄たちのことを思い出していたことがバレたのか、と思った。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
……大丈夫か?
あなた

あ、うん!
大丈夫だよ。

竈門炭治郎
竈門炭治郎
……あなた。
あなた

ん?

竈門炭治郎
竈門炭治郎
あの…す、
炭治郎の顔が、少し赤い。
あなた

す…?

竈門炭治郎
竈門炭治郎
……な、何でもない!!//
あなた

……そっか。

私は、あはは…と笑った。

不意に、炭治郎に見つめられていた事に気づく。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
………
竈門炭治郎
竈門炭治郎
やっぱり、元気ないよな?
あなた

………………

炭治郎からは、優しい気配がした。


炭治郎になら、話してもいいかなと思った。

そして、私は話し出した。
あなた

……私には、二人の兄がいたの。

それから…
母が鬼化して兄たちを殺したこと。
自分が母親を殺したこと。
兄たちに買ったお土産は、渡せなかったこと。

沢山話した。

炭治郎は、私が話している間、ずっと黙って聞いていた。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
……そうか。
炭治郎は、話が終わると、優しい目で私を見つめていた。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
辛かったんだな。
あなた

………

私は、いつの間にか涙が出ていた。

つづく…