第64話

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1,608

2024/03/20 00:52


どうやら私はミンギュと後方の席みたい。









「…。」









気まずい。











だけど、状況把握が先だと思い
私を見つめるミンギュに話しかけてみる。











「み…ミンギュ、これは」



「ミンギュさんこれはどういう…？」









するとミンギュは一層私に顔を近づけて









🐶『ミンギュでいいよ。』









と笑った。









🐶『…。えっとね。たまたまなんだ。』











🐶『車で通ってたらたまたまウォヌが
　　　　　　　あなたちゃんを見つけて…。』










🐶『うずくまってびしょ濡れだったから』











🐶『ウォヌがどうしても乗せるって。』












聞かなくて______。












一層訳が分からない。








この業界ではそんなにスタッフに優しいのか。












謎は深まったが助けてくれた事に代わりはない。












「…ありがとう____。」











この二人の力なのか
微笑む事ができる位に気持ちが楽になっていた。











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