第10話

10
1,517
2021/06/14 17:50
あなた「ねぇなんでいるの?」




翌日学校へ着くと夏帆と私の席に座っている




純喜「おはよ!」




河野純喜。





夏帆「おはよー」

あなた「いやいや、おはよーじゃないでしょ。何この状況。朝からしんどいんだけど。」

純喜「まぁまぁ、そー言わんと、ここ言わり?」




そー言いながら今まで座っていた私の椅子をポンポンっと叩く。




あなた「いや、私の席だし。」




イライラしながら席に着くと早速昨日の話。




夏帆「ねぇ、昨日何話してたの?!」

あなた「誰と?」

夏帆「え?そりゃ白岩様と!」

あなた「あーーー」




結局あの後名前聞かれて終わりだったが、
あの男は白岩瑠姫と言って、同じ歳で河野純喜と仲良いらしい。そして、余りの顔面偏差値と喧嘩の強さに皆からは白岩様と呼ばれて恐れられいるらしい。




純喜「でも、あの瑠姫君が名前聞くって一目置かれてるってことやで!」

あなた「いや、嬉しくなっ」

純喜「いや、瑠姫ここら一体を閉めてる我らの救世主よ??」

夏帆「そうそう!ちょーーカッコよかった!」





2人して騒いでいるけど私は全くわからん。
どこが救世主なのだ?私は昨日から背中の痛さのせいか、ずっと胸が痛む。






純喜「あ!景瑚!」

景瑚「あ!純喜君こんなとこにおったんすかー。探しましたよー」

夏帆「うわぁ、この子もイケメン。」





河野純喜を探してきた高身長男は一個下の佐藤景瑚と言って、これまた喧嘩が強いらしいけど、まぁおちゃらけているそうで、皆からはウザがられてるらしい。





景瑚「聞いてくださいよー。もう、瑠姫君の当たり強すぎて逃げてきましたー」

純喜「いや、いつもの事や。」

夏帆「え?そんな怖いの?」

景瑚「いや、なんか、昨日は特にイライラというかソワソワ?してて僕にめっちゃジュース買って来いって言ってきてたんすよー」





結局、席を河野純喜と佐藤景瑚に取られたため、私は入口付近の壁にもたれかかって話を聞いていた。





景瑚「でも、昨日瑠姫ソワソワしてたけど、今日はルンルンでしたよ。」

あなた「爆笑」

純喜「え?」

あなた「どゆこと?あのサイコパスがルンルンって。」

景瑚「いや、なんか机に座って携帯見ながら鼻歌歌ってて………」

あなた「鼻歌?!爆笑 おもしろすぎっ!」

景瑚「ぁの」

あなた「あのサイコパスが鼻歌って爆笑 何歌うん??ジョーズのテーマ今日?笑」

純喜「あなたちゃん」

あなた「しかも、机に座るって、椅子ないん?虐められてんの??笑」

夏帆「あなた!!」

あなた「いや、冷静に考えたら笑えるくない?」





私が1人でバカウケしてると、みんなのレスポンスが悪くなって最後は何も言わなくなった。





あなた「何??どうしたの?」





すると、すぐ横から









瑠姫「俺の悪口ゆって楽し?」









プリ小説オーディオドラマ