あの日以降、あの変なやつを見てないけど、瑠姫君によく呼ばれるようになった。
今日は屋上らしい。
瑠姫がなにか言おうとしたら純喜が入ってきた。
純喜のその一言で瑠姫は屋上を飛び出し、教室へ向かう。私と純喜もその後に続くが
教室にいたのはいつもの元気な翔也じゃなくて、ボロボロで血だらけの横たわった静かな翔也だった。
すると、いきなり目を開ける翔也。
同様しているのか目を開けるやいなや、いきなり目の前にいる純喜に飛びかかる。
一体、どんなことをされたのだろうか。
必死で純喜が宥めるとようやく落ち着いて話し出す翔也。
今にも飛びついてきそうな翔也の肩を掴んで
その殺気には一同が静まりかえる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。