第20話

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2021/06/16 16:48
それからというもの、何故かみんなの雰囲気が良くない。




景瑚
景瑚
ねぇ!みんなでどこか行かない?
純喜
純喜
原高のヤツらがうろついてるから迂闊に動くな
翔也
翔也
……





あんだけ喋っていた元気な翔也も今となっては私に冷たい目を向けてくる。




夏帆
夏帆
ねぇ、あなた。
昔のこと
貴方
貴方
やめて。
新しい私なんだから
夏帆
夏帆
いや、そうじゃなくて
貴方
貴方
なに?
瑠姫
瑠姫
おい
貴方
貴方
なに?
瑠姫
瑠姫
着いてこい





いきなり引っ張られる私。
夏帆は私に何を伝えたかったのか?





しかし、気づいたらグラウンドに居た。







祥生
祥生
よっ
貴方
貴方
は?







目の前には原高の奴がいた。






祥生
祥生
またあったねあなたちゃん。
瑠姫
瑠姫
おい
祥生
祥生
まぁ落ち着けって瑠姫
貴方
貴方
なに?あんたら知り合いなの?
祥生
祥生
まぁそんなとこっ!
貴方
貴方
なんの用?
祥生
祥生
ねぇ、デートしよ?
貴方
貴方
は??
祥生
祥生
ほらいくよーん
貴方
貴方
ちょ!ちょっと!







目の前の男はいきなり私の腕を掴むと引っ張るように私を連れ出す。







でも、私もそんなわやじゃないからその腕を離そうとするけど、ビクともしない。












祥生
祥生
大人しくしな?
あなたちゃんは自分が思ってるより弱いんだから。






初めて言われた。

弱い?








何も言い返せれずついて行くがままだった。

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