毎日のようになれそめや、
思ってもいないのに、
と、私のものと主張してくる。
私は、何もかもがどうでも良くなった。
うざいうざいうざいうざい
と、心の中で、ずっと唱えていた。
でも、顔には出さなかった。
出せば、負けた気持ちになるから…
必死に笑った。
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そんな日々が続いて、
地元で夏祭りがあった。
夏祭りは、私の誕生日でもあった。
いつもより少しテンションが高かった。
私がワクワクしていると、
突然、ユラが
と、またまた突然の告白。
戸惑いながらも私は、
と、理由だったり、いろんなことを聞いた。
この時私は、もうどうでもいいような、少しホッとしたような…
そんなあいまいな気持ちで夏祭りと、誕生日を終えた。
この後、それが私とユラの関係を変えてしまうとも知らずに…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。