翌日の6時半頃──
グクは戸惑っていたけれど
初めて会う人もいるのに、
待ち合わせに遅れるのは失礼だよね!
私は、
きっちりとした
清潔感のある服装でカフェに向かった
時間もちょうど7時頃
カフェの扉を開ける
予約制の普段入れない
オシャレな個室へ入った
やばい、1人初めて会う人がいるだけなのに
人見知りが出て下しか向けない
私は思わず、
“ユンギ”という名前に
反応して顔を上げた
私は、あまりにも驚いて
開けたままの口が閉じてくれない。
それから、3人で
私とユンギの思い出話
お互いの大学の話をしてると
もう9時になる所だった
気を利かせてくれたジミンが
ユンギと沢山話せるチャンスをくれた
なんか、相変わらず塩で安心した
前よりすごくカッコイイ
身長も声も
何もかもが成長した
これじゃ、モテちゃうね
夢見たい…
ずっと会いたかった2人。
覚えてくれてて良かった
これから、また一緒にいれるかな?
そして、テヒョン。
私の初恋の相手
テヒョンは、今どうなってるんだろう。
もう、離れて何年か経つから
2人の知らないこと
きっと沢山ある。
これから、また幼馴染として
うまくやっていきたい
ガチャッ
シーン。
リビングは真っ暗
奥の部屋に薄暗い光が
扉の隙間から差していた。
私はそーっと
光の差す方へ歩いた──
私は思わず
鞄を床に落としてしまった。
やばい、グクがこっちに来るのに
固まって足が動かない。
でも、グクは
ここで私にバレたらどんな反応するの。
キィー
ゆっくりと半開きだった扉を開ける
見事に
女は肌けた下着に
グクはパンツだけだった
よく見ると、
首筋辺りに赤いマークもあって
汗ばんでた
は………?
やけに堂々としてるグク
いつも通りニコッと笑う
ねぇ、なんで
女連れ込んでるの?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!