ガチャッ
その後
みんな軽く自己紹介をして
今では、すっかり仲良し
軽くお酒も入ってテンション高い女子達
なんていうか、うん。
合コン状態…
その中でも私は
誰も好かれてない立場的な感じ。
ただ、部屋の角で
お酒を片手に三角座りをして
ただ男女のイチャつきを見てるだけ。
ちなみに、ジミンは
ゲームでビリになり
罰ゲームとしてコンビニに買いに行ってる
こんな状況になるなら、
ジミンと買いに行けばよかったな…
なんて、思いながら
いつの間にか私の周りには
お酒の缶が散らばっていた
ジミンが帰ってきて
再びワイワイ騒ぎ出す
帰ってきて少し汗ばんだジミンが
お酒の缶を片手に私の隣に
あぐらをかいてしゃがんできた
私も同じく見てみると
本当に眉間にシワを寄せながら
こっちをジーッと見ていた
なんか、全く同じ顔をしていて
思わず、笑ってしまった
それから、時間は刻々と過ぎていき
イェソン達は、門限10時らしく
ふらついた足取りで
機嫌良さそうに帰って行った
今、私の家にいるのは
テヒョン
ユンギ
ジミン
あなた
4人だけ。
ピンポーン
ガチャッ
グクは、私の腕組んだ
振りほどこうとしても
力が敵わない。
.
大声を出してしまったせいか
テヒョンが心配そうな顔で
こちらへ来た
グクを見た瞬間人が変わったように
テヒョンは、低い声で
目付きも鋭く睨む
すると、テヒョンは
私とグクの間に入って
掴まれた腕を引き離し
そのまま私の腕を掴んだまま
私を自分の後ろに隠すようにした。
テヒョンは、迷わず堂々と
グクに言った
そのとき、グクの表情は
目の前にいるテヒョンの背中によって
見えなかったけど…
でも、私が思ったことは
テヒョンの背中は
とても広くて、たくましかった
少しでも、
“かっこいい”
とか、思ってしまった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!