第11話

9話
38
2021/09/22 06:19
死朧が部屋に帰って来る。

祝笑「お帰りなさい、ずいぶん遅かったんですね?
兄上ですか?」

死朧のそばに行き、着物を脱がす。

祝笑「あー、これはまた荒い事しますね。」

首筋の歯形に、指をつけ。
傷口の跡をなぞる。

祝笑「痛くないですか?
身体もつらいでしょ、手加減とかしなさそうですから。」

祝笑は笑う。

死朧「お前もアイツも、オレの何がいいんだか?」

祝笑「分かる人には、分かるんですよ。
こう見えても、趣味合ったりするんですよ」

死朧「あっそ。」

祝笑「お風呂入れますね。」


湯船につかる死朧

死朧「ツぅッ。」

祝笑「傷にしみます?
けっこう跡ありましたね。」


風呂から出て身体を拭いて居ると。
祝笑が、後ろから死朧に抱きつく。


祝笑「本当は、今兄上に心底腹が立っているんです。
僕の物に手を出して。
キレイな身体に、自分の物と言わんばかりに
キスマークまでいっぱい付けて。」

死朧の耳元で話す。


死朧「いつから、お前の物になったっけ?
それで、どうしたいの?」

祝笑「僕ので、上書きしたいです。
だけど、死朧さんが大変だと思うので、
止めときます。」

死朧「そうしてもらえるとイイんだけど。
本当は、約束出来ないだろ?お前。」

祝笑「フフッ、ハイ
そうですね。」


死朧を、強く抱きしめ。
後ろから、首筋をなめる。

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