今日も、俺はいつものように、部活をしていた。
すると…
呼ばれた方を向いたけど、見知らぬ女子が立っているだけだった。
下の名前で呼ばれたけど、相手が誰だか全く分からない。
休憩時間が終わったので、遼太郎の方へ戻った。
あぁ…そんな人いたような…
部活が終わり、部室から出てくると、入り口で水野が待っていた。
…なんでみんな、俺と陽葵が付き合ってると思ってるんだ?
水野って…結構グイグイ来るタイプなんだな…
悪い人ではなさそうだけど…
水野の笑った顔が、不覚にも可愛いと思ってしまったのは…嘘じゃない。
俺は、とんでもない相手に出会ってしまった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。