第3話

手 紙 .
2,494
2018/06/16 17:45
僕は今,







”生と死の狭間にいる”







毎日同じ場所から景色を見て




いつここから出れるかもわからないのに毎日同じ薬をうたれて……





正直僕は彼女のあなたが来る時ぐらいしかここにいる意味が無いと思っている。







早く治ってあなたと並んで歩きたい






そう強く願っていた






だけど、それができなかったんだ







いや、多分これからできなくなる。





そう、医者から言われたんだ





だから、これから彼女にできることはなんでも精一杯しよう!




そうきめた。






まずはじめに、あなたが来た時は今までにない笑顔で接するようにした。





そして、あなたが何かを話している時はきちんと言葉一つ一つを身にしみて聞いて





君の顔をしっかりと目に焼き付けた。






あとは……







何が必要だ…?







あ,僕がこの世からいなくなってもあなたが悲しまないように……









”一人じゃないよ”って……







だから、なにか形に残るものを……







そうだ、手紙を書こう。









愛するあなたへ


안녕!テヒョンだぞ~ㅎㅎ
こんな形であなたにお別れしなくちゃいけなくなってミアネ。
思い返してみれば、あなたと出会ったのもちょうどこの季節だったよな。
僕ははじめてあなたにあった時のことを、鮮明に覚えてるよ。
君は?もちろん覚えてるよね?ㅎㅎ☜冗談だよㅎㅎ
”結婚”この約束僕には叶えてあげられそうにないからどうか僕よりもいいひとを見つけて幸せになってください。
それが僕からの”宿題”です。
いいか?絶対にテヒョン先生に宿題ていしゅするんだぞ?ㅎㅎ
約束……
最後になるけど、今頃お腹すいたでしょ?
だから、病室の冷蔵庫のなかに僕からの手料理(?)を入れておきました。
どうか残さないで食べてね?ㅎㅎ
そして、いっぱいたべてちゃんと寝て……幸せ
にいきるんだぞ!ㅎㅎ
あ!あと!変な男には引っかかるなよ!?
ちゃんと…見守ってる。
それじゃあ!안녕~!
From テヒョン.









よし、かけた!






あとはなにかあるかな……






ん~🤔







あ、あれ…?








なんか眠くなってきたな……







ごめんあなた。







もう少しで君が来る時間だっていうのに……







少しだけ寝るね___









「テヒョン……?テヒョン?!」








あ…あなた…やっと…来た…






そういえば今日は付き合ってから三年目の記念日だっけ?







僕は君と出会えた日に最後に君の顔を見れるなんて__







それほどの幸せなんてないじゃないか__








ありがとう……








そして








”さようなら”








❦ℯꫛᎴ❧






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