第2話

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2020/10/09 07:39






























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m
  あなた、明日は大事な日なんだから  
m
  早く寝なさい  





私は、お母さんのその言葉に頷く









m
  …大丈夫?  
m
  明日お母さんも一緒に行けるけど…  





私は “大丈夫” と口を動かし

自分の部屋へ戻った









~
~





静かな部屋で、声の無いため息を吐いた





今回で転校は三回目

どうせまたイジメの標的にされるんだろうな

…蹴られるのは今でも、慣れない









~
~
(行ってきます)





私はお母さんに手話でそう伝え、車から降りる









m
  終わったら連絡してね、迎えに行く  





お母さんは手を振って去っていった









~
~
 …。 





目の前に建っている学校を見上げ

緊張しながら門をくぐった









.
  ああ!君がミンあなたさんだね!  





無事、職員室に着くと

誰かがこちらに駆け寄って来た









jin
  俺はキムソクジン  




.
jin
  君の担任です!  





話しかけてきたのは、私の担任の先生だった




























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