放課後、ひとりで考え事をする。
今日はずっとひとりぼっちだった
ジアンは何故か学校に来てなくて
メッセージを送っても、返事は返って来なかった
嫌われたのかな
最悪な事しか頭に浮かばない。
ガラッ
静かな教室の扉が開いたので目をやると
扉の前に居たのは、テヒョンさんだった
前の席に座って私に話しかけるテヒョンさんは、
今日も美しい
.
テヒョンさんは口を四角にして笑った
普段の学校でのテヒョンさんとは、
全く違う表情で。
どうしたらそんな表情、出来るんですか
.
.
.
…またそうやって、私を熱くする
そう書いた紙を見せると、
テヒョンさんは少し驚いた顔をした
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!