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第12話

story
…どうしよう。


まだ寝てる平野さんの寝顔を見つめながら


悩む。
これは、起こすべき?


いや…迷惑かけておきながら起こすなんて…


ねぇ?




なんだか悪い気が…。
恐る恐る平野さんの眠るソファーに


近づいていこうとしたその時
平野
…ん
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
あ…
寝返りした。


やっぱり寝苦しかったかな…、


悪いことしたな…。
平野
…七海ちゃん?
パッと目を開けると


おもむろに体を起こして
平野
おはよう
昨日と同じように優しい笑顔を私に向けた。
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
お、おはようございます
あの、昨日…私
平野
あぁ。うん。
七海ちゃんが寝ちゃってから
住所とかわからなくて
結局俺の家に連れてきちゃったんだ
ごめんね
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
い…っ、いえっ!
本当にごめんなさい。
ありがとうございます…
平野
いえいえ
な、何て優しい人なんだろう。


知り合ったばかりの私に


こんなにしてくれるなんて…


それに笑顔で。


平野
今日、学校は?大丈夫?
今、7時33分だけど
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
あ、今日は午後からなので大丈夫です
平野
じゃあ…送るから
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
え、いや。大丈夫です!
そこまでしてもらわなくても…
迷惑掛けっぱなしだし。


友達とかではないから、


余計なんだか気が引けてしまう。
平野
いいからいいから。
ちょっと支度してくるから待ってて?
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
は、…はい
パタン、とドアが閉められる音がした途端


ドッと緊張が解けた。
おかしいな。


昨日は普通に話せてたはずなのに


今はなんかドキドキ。


寝てリセットされたの!?
てかもう、


何で迷惑かけて


泊まらせてもらってるのに


更に送ってもらうことになってるの…


私のバカ…。あの時寝なければ…。
ソワソワ。落ち着かなくて


部屋中うろちょろしていると


ガチャッとドアの開閉音と共に


白いTシャツを着た平野さんが…。


シャワーを浴びてきたのか若干湿った感じが


何だか妙に色っぽくてクラクラしてくる。
平野
どうしたの?
そんな私を不思議そうに


覗きこむようにして見てくる平野さん。



ち、近い!!!




鼓動がまた速くなって



とりあえず離れよう!と思ったその時

側にあった自分の鞄につまずいた。
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
あっ…!
ドサッと音がして背中に感じる柔らかい感触。


想像していた痛みは一切ない。




え…何?


目の前には、ドアップで映る平野さんの顔。


え…。


あ、助けてくれたんだ。


でも、この状況は何!?


ベッドの上。しかも、


私の上に覆い被さるように…平野さんが。
平野
大丈夫?
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
…は、はい
ドキドキドキドキ。
何でじっと見つめてくるの?


私、何か変なのかな、何かついてるとか?
ずっと目を離すことなく私を見つめてくる


平野さんに耐えきれなくなって


思わず目をつむった。


瞬間、唇に温かいものが当てられて


目を見開いた。

…な…


何でキス!?
どういうこと?


私、遊ばれてる?
ふぁ、ファーストキス…だったのに。
平野
ダメだ…
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
え…?
平野
帰したくない
帰したく…ない…。



それって…
平野
こんなこと、
今までなかったんだけどな
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
平野
一目惚れ…しちゃった…っていうか。
その…七海ちゃんに。
あの。
だから…俺と付き合ってくれませんか
わ…私???
ひ、一目惚れって


こんな、私なんかに…


こんなカッコイイ人が…。



雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
わ、私なんかでいいんですか?
平野
七海ちゃんじゃなきゃダメなんだ
平野さんは少し顔を赤く染めながら


ニコッと微笑んで、


ギュッと優しく私を抱きしめた。
平野さんの体温が温かくて


なんだか幸せな気持ちになって


この人と付き合いたい、って思えた。
雪白 七海(ゆきしろ ななみ)
お願いします
後悔なんて絶対しない。


会ったばかりだし、


まだお互い何にもしらない状態だけど


これからもっと、知っていけばいいよね…?