下校中突然の夕立なのに傘を持っていない私たち。
私の家より拓哉の家の方が近いからそこで雨宿りさせてもらうことにした。
「めっちゃ濡れたな。待ってて、タオル持ってくる」
走ったもののビシャビシャに濡れてしまった。
拓哉の家に着くとタオルを持ってきてくれる。
「あーそや。今日親おらんねん。」
ほい、っとタオルを投げられて髪や体を拭く。
冷たい雨に打たれたせいで、体が冷たい。
『ありがとう、拓哉』
「……んー、それはええねんけどさ。
今の自分の服装分かってる?」
明らか目を合わせてくれない。
自分の体を見下ろせば。
『っ、…!』
濡れたシャツがぴったりと肌に張り付いて下着までスケスケだ。
咄嗟にタオルで前を隠したけど…
「…そんなん見せられたら俺我慢できひんわ。」
『え、やっ…!』
カーペットの上に組み敷かれる。
髪が濡れてて色っぽい拓哉と目が合う。
「雨で濡れてるし服全部脱ごっか。」
『まって、恥ずかし……っ』
シャツもスカートも剥ぎ取られ、拓哉も自分で制服を脱いで、2人とも下着姿に。
「肌冷たいな、今あっためてあげるから」
冷たい肌に唇を何回も落としてくる。
その唇はほんのり暖かくて湿っぽい。
『…んっ、』
少し擽ったい感覚に耐えていると、突然触られる秘部。
「ここ、雨で濡れたん?めっちゃびしょびしょなってるけど」
『んっ、ん、、』
くちゅりとナカを指で弄られる。
時折 親指でぷっくりした突起を撫でられればもどかしさからか揺れ動く腰。
「もう俺も限界。挿れるで」
『ん、っあぅ…!』
深いところまで入ってきてる拓哉の。
お腹や胸をぴったりとくっつけるように覆いかぶさってくる。
さっきまで冷たかった素肌はすっかり熱を帯びてて。
「やば、っあなた……」
『たくや、ぁ、、きもちい』
唇を噛み締めて快感に耐えてる拓哉が、妖艶でカッコよくて…ずっと見ていたいくらい。
でも、それもすぐに限界が来て。
『ふぁ、、たく、イっちゃう…』
「んっ、ええよ、俺もやから」
細めた目で言われれば胸がキュンとして、一気に快感の渦に飲み込まれる。
『っ、イく、〜〜っ!』
「はぁ、あなた…っ」
ぐったりしてる私を抱き締めてくる拓哉。
その素肌から伝わってくる温度は、氷が一瞬で溶けてしまいそうなほど熱かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。