「もっとイチャイチャしよ?」
大きな目をキラッキラに輝かせて見つめてくる。
『なに、するの?』
「ええ〜?笑」
「…もっと、ええことっ」
跳ねるような声で言われたとたん3回目のキスをされる。
「…なっ、くち、あけて?」
『ふっ、はぁっ…んぅ』
口を開けると入ってくる流星の舌。
ゆっくり口内を舐められて、声が漏れる。
そっと唇を離すと、流星の顔がうっすら赤色になっていた。
「なっ、あなた、」
流星は、目をとろんとさせたま、ブラウスのボタンをひとつ外して、首に顔を埋めた。
『ちょっ、りゅうせ、』
チクッと痛みが走る。
『いっ、』
「ごめんっ、痛かった?」
『んーん、大丈夫、だけど…』
「きすま、つけだったで?笑」
『ちょっと!なにしてるの!』
キスマ なんて、誰かに見られたら恥ずかしいよっ
「ええやん。だって、あなたはボクの、やろ?」
『そうだけど…』
「えへへっ、あなたすきぃ」
ふにゃふにゃスマイルを見せてきてるけど、やってることはかなり危うい…
ぽすっ
『え、』
さっきまで元気だったのに、いきなり私の肩に頭をのせて…寝てる。
「すー…す…」
寝てる、んだったら、
『…りゅうせい、すき、』
ぶわっと、顔が熱くなる。
自分で言ってるのに…っ!
そのうち、私も眠くなってきて、
『ふわぁ…』
『…す……すー』
「可愛すぎやねんけど…っ」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!