第7話

【平野紫耀】嫉妬・前編
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2020/01/04 00:08





〈ほんっと変わったー!〉

《そんなにかなぁ?》

高校を卒業して5年。
俺の友達が同窓会を開いてくれて俺とあなたで参加している。

んだけど、

〈あなたちゃん久しぶりだね!〉

『あ、うん…そうだね、!』

〈あ、もう一杯飲む?〉

『大丈夫…です、』

なんか、よく分かんない男があなたにやたら近づいてる。
あなたも拒んでんのに懲りねぇの?

〈遠慮しなくていいからさ!ね?〉

あなたの肩をそっと抱きしめてる。
その姿を見ているだけで、この胸に黒い感情が湧き上がってくる。

『あの、そろそろ帰らないと…』

〈もう帰っちゃうの?あ、連絡先…〉

「あなた、帰ろ」

アイツの話を遮って、あなたの手を引っ張る。
軽く俺の友達に帰るって伝えて、店を出る。
家までの5駅分、何も話さずに、でも手は離さずに帰った。


あなたを連れて俺の家に入り、2人でソファに座る。

『あの…ごめんね、』

「何が?」

『その…いっぱい他の人と話したから、、』

どうやらあなたは俺が怒っていると勘違いしているらしい。

「怒ってないよ。」

あなたが悪いと思っていないから、怒ってはいない。
だけど心がモヤモヤして、あなたの唇を荒々しく奪う。

『っ、ん…』

唇を離してから、

「俺、あなたに怒ってないよ。でも、、アイツには嫉妬した。」

『え、?』

「だって、めっちゃ触られてるから。」

『ごめん、ね。』

「ねぇ、さっき触られてたとこ、上書きしていい?」





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