教室に入ると、デフィがすぐさま飛んできた。
職員室で起こったことをすべて話すと、デフィから「脈アリ」のありがたいお言葉を頂いた。
ちょうど予鈴がなり、みんなが席につき始めた。
午後の授業はやっぱりぺじ先生のことで頭がいっぱいで、気づいたらとっくに終わっていた。
しばらくぼーっといていたら、ぺじ先生が教室に入ってきた。
慌てて周りを見渡すと、みんなは帰りの用意をして着席していた。
先生が明日の予定について話し始める。
ぺじ先生の話を聞き逃すわけにはいかないので、帰りの用意は後にして話を聞くことにした。
きりーつ、という声が聞こえて、さよならの挨拶をした。
急いで帰りの用意をして、私とデフィと先生以外の人が教室からいなくなったとき。
私あなた、高校2年生、好きな人(担任)の前でやらかしました
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。