第55話

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408
2021/12/12 16:23
you
うわっ
開いたドアの方に振り返ると、思わず変な声が出てしまった。




なぜならそこにいたのは、ちょうど今考えていた、その人だったから。
진영
진영
うわって何だよ、
진영
진영
ってかあなた、まだ帰らねぇの
you
いや、先生こそなんですか
いつも作業手伝ってくれないのにいきなり来て
you
ずっとジアンちゃんと楽しそうにしゃべってるし…!
진영
진영
…?
진영
진영
まさかだけど、嫉妬してる?
you
ぺじ先生は悪そうな笑みを浮かべながら、しゃがんで釘打ちをしている私の顔を覗き込む。




「なわけないです!!」と言うべきか、「そりゃしますよ」と言うべきか…。




答えが出なかったので結局スルーという形になってしまった。
진영
진영
無視ってことは図星だったりしてㅎ
you
先生うるさいですよ!
진영
진영
何かあなた今日冷たいな
you
先生もちょっとくらい作業手伝ってくれても良いのに
진영
진영
うっさいㅎ
진영
진영
こっちはこっちで忙しいの
you
あんまり忙しそうには見えないですけどね
진영
진영
それが忙しいんだなー
진영
진영
まあでも、お前の頑張りはきちんと見てるから。



そんな会話をしているうちに、最後の釘が打ち終わった。
you
よしっ!!
立ち上がって伸びをした。




気になっていた部分が解決して、スッキリした気分。
진영
진영
え、あなた、今から帰るの?
you
はい。だって時間も時間だし…
진영
진영
傘持ってきてるよな
you
you
傘は持ってきてないですけど…
まさか、と思ってふと思い出した。




頭の中では「傘」という検索ワードに朝のお兄ちゃんの何気ない一言が引っかかる。
우진
우진
あなた、俺の傘知らん!?…
you
あぁ…
ざーーーー、と大きい音がなり始めた、午後6時半。




窓の外を見ると、大粒の雨。




何でこんなにもツイてないんだろう、と思うくらいの、相当な雨。
you
終わった…
진영
진영
大丈夫?
진영
진영
台風来るってニュースとかでもやってたけど…
何かずぶ濡れ以外の方法はないか、必死で考える。




というかその前に、デフィは大丈夫なのか?




後から、

「一人で帰ってなかったらあんなにずぶぬれになってなかったかも知れないのに!!(謎)」

なんてよく分からない理由で怒られたくはない。(
you
📱デフィ?雨大丈夫?
진영
진영
대휘
대휘
📱雨降ってんの!?今駅だから大丈夫だけど…
대휘
대휘
📱テキトーに傘買って帰る!!あなたは大丈夫そう?
you
📱大丈夫じゃなさそうだからお兄ちゃんに乗せてもらおうかな…
대휘
대휘
📱そう?もし何かあったらすぐ連絡してね!
とりあえず一安心だが…。




人の心配をしている場合じゃないのかもしれない。




お兄ちゃんに電話してみることにしよう、と思ってかけてみる。
you
、え〜…
you
繋がらない…
you
どうしよ、
진영
진영
あなた、ご両親は?
you
親は共働きなので
そんな事情もあってデフィに溺愛されるようになったのだ、なんて今語るべき話ではない。




う〜ん、こうなったら、どうしようもないけど…
you
走って帰ります!!
先生が、はぁ〜と、大きなため息をついた。
진영
진영
待て、それはだめ。
you
でも、…
you
それしかないし、
学校から駅までと、駅から家までをダッシュで走ったら、何とか家までたどり着けるだろう。




電車に乗っている間は車掌さんが私を安全に家の最寄駅まで連れて行ってくれることだし。…
진영
진영
風邪引くし、危ないでしょ
진영
진영
今調べてたけど、地下鉄止まったみたいだし
you
え!?
you
私の交通手段…
진영
진영
わかった、
진영
진영
安心して












진영
진영
しょうがないから俺の車乗れ










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