第10話

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2019/03/22 02:45
横峯 楓
最近、高木先輩が
薮様や光様とご一緒に
登校なさってますね
胡桃沢 このは
えぇ、なんでも
月城雪さんがきっかけで
解決したとか…








ー月城sideー
中島裕翔
これ、あっちにもってって
もらえる?
月城雪
はい!じゃあ、あれを
向こうの部屋にお願いします!
中島裕翔
おっけー
有岡大貴
むぅ……
伊野尾慧
どーした大ちゃん
有岡大貴
お、俺も手伝うよ雪ちゃん!
伊野尾慧
(仕事しない大ちゃんが…珍しい)
月城雪
ありがとうございます
じゃあ、あの箱をあっちの
部屋にお願いします
有岡大貴
おっけー

(どの箱だぁ?)
中島裕翔
あれはどこにしまいましたか?
有岡大貴
(『あれ』ってなに?)
月城雪
あー!あれ、あのままあそこに
おいたままです!
有岡大貴
(え、わかんの!?)
月城雪
有岡先輩終わりましたか?
有岡大貴
ご、ごめん終わってない
あの箱ってどのは((
中島裕翔
この箱ですよね?
僕が運んでおきます
月城雪
そうです、ありがとうございます
有岡大貴
な、なんで、『あれ』とか
『これ』で伝わるの?
月城雪
なんとなく?
中島裕翔
なんとなく?
有岡大貴
い、息ぴったり…
ー学校ー
山田涼介
おーい、有岡
有岡大貴
おー山田!どうした?
山田涼介
ちょっと生徒会室こい
え?
山田涼介
…今朝、なんであんなに
中島さん見つめてたの?
有岡大貴
見つめてねーよ!
に、睨んでたっていうか、
なんていうか……
山田涼介
どーせ、雪ちゃんのことだろ?
有岡大貴
!!!
山田涼介
お前わかりやすいんだよ
ーその頃の雪ー
月城雪
(山田先輩にお弁当渡すの
忘れてたなぁ)
月城雪
(生徒会室にいけばあえるかな?)
山田涼介
いくら、中島さんと雪ちゃん
見つめても仕方ねぇだろ!
月城雪
!?
月城雪
(山田先輩と、誰かが私の
話してる!?)
有岡大貴
見つめてねーって!
ただ、なんとなく…とられたみたいな
感じで…し、嫉妬…かな?
月城雪
(嫉妬!?有岡先輩、
私に嫉妬してるの!?なんで!?)
※雪は激しく勘違い中です
有岡大貴
だからもう、雪ちゃん見てると
胸が苦しいっていうか……
月城雪
(ご、ごめんなさい!私のせいで!)
山田涼介
だったら、その想ってること
ぶつければいいだろ!?
有岡大貴
想い…なんて…伝えられないよ
月城雪
(重い!?私重かったですか!?
お弁当に唐揚げいれたから?!
あんな重いもの食わせんなって?)
山田涼介
だけど、中島さんは
仕事なんだし
有岡大貴
そーだけど…
月城雪
(違う……

有岡先輩は…中島さんのことを
想ってるんだ……
好きなんだ……)
※雪は激しく勘違い中です
ガラッ!
有岡大貴
ゆ、雪ちゃん!?
山田涼介
どうしたの!?
月城雪
お弁当渡しそびれて……
えと、あの有岡先輩!
有岡大貴
は、はい!
(聞かれてた!?さっきの話)
月城雪
えと、その……
山田涼介
(これって…告白の
返事的なやつ?!)
月城雪
あの……
山田涼介
ドキドキ
有岡大貴
ドキドキ
月城雪
す、すみませんでした!
ガチャン!
有岡大貴
え、すみませんでした
ってなに…?
山田涼介
わからん
ポカーン
有岡大貴
え、俺、振られた!?
山田涼介
いや、振られてはないと
思うけど……

(なんか、面倒な勘違いしてそー)
※ご名答です

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