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2020/09/05

第1話

第一話 始まり
 何故こんなことになったのだろう…
返せ、私を、私の存在を、私の心を、私の想いを…

「お前なんか死ねぇ!」
「黙ってろ!糞餓鬼!」
私の名前は西留伊織、高校1年。
悲しいことに、糞な両親のもとに生まれた。
互いの快楽の為に、私を堕ろすことなく…
だが、私も3歳の時に生き甲斐を見つけた。
「伊織?」
私の義理の兄、皐月…皐月だけは私を受け入れてくれる。
「またか、酷いな、この痣」
「ありがとう、皐月。もう大丈夫。」
皐月にこんな姿見せられない。
ごぼれそうな涙をこらえながら、学校に向かった。

「あれぇ〜?西留、生きてたのォ〜?」
死ねるものなら死にたい。
でも、皐月がいるから。
皐月を残して、天に逝くなどできない。
この地獄のような生活を、変えてくれる人間は果たしているのか?

学校がやっと終わった。
地獄から地獄に帰る時に、皐月に会った。
「あ、伊織。おかえり。」
「ただいま、皐月。」
皐月は私にこう言った。
「伊織、ちょっと話があるんだけど…。」
「…何?皐月。」
「契約しないか?」
皐月の口調が豹変した。
「契約って?」
恐る恐る聞き返す。
「あんた、俺のこと好きなんだろ?知ってるんだよね。だから、提案を持ち掛けた。」
驚く私を置き去りにして次の言葉が来る…。
「俺のこと好きなら、結婚しない?」
皐月と結婚、ずっと願ってたこと。幼い頃から…
「結婚?嬉しいけど、何で?」
「あぁ、勿論、条件付きでね。」
「条件?」

「俺の代わりに両親を殺せ。」

今、何て言った?
殺せ?私が?そんなことできる訳ない。
「できないなら、この話は無し、どうする?」
「…やる。」
勝手に口が動いていた。
「OK。その気あんじゃん。」
皐月が私に迫って来る。
私は受け入れた。
「この、クズ男。」
そう言って私達はキスをした。