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第1話

プロローグ
1,183
2019/02/25 11:35
「っ、すみません」


前を見ていなくて、人とぶつかった。


ノートがドサドサっと床に落ちる。


慌てて拾い上げていると、「ごめんね、大丈夫?」と一緒に拾ってくれた。


「はい、大丈夫ですっ…

ごめんなさいっ…」


私はそう言いながら顔を上げた。


これがセンパイとの出会い。


甘くて、私には酸っぱすぎる初恋の思い出。

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