『はぁ...』
ジニョンどうしたのでしょう?
彼女ちゃんの部屋の中で頭を抱えながらため息
をつきます。
「ふふっ、ジフン君〜❤︎...
って、ジニョン私の部屋でなにしてんの?」
『はぁ...』
「なにどうしちゃったの笑」
『久しぶりに入ってみたらなんだよこの部屋。』
「えっ?」
『ジフニヒョンのグッズだらけじゃねぇか。』
「あ、それ私の癒し❤︎」
『俺のスローガンは?』
「ん〜、毎日見てるからいっかなって。」
『...((ピキッ』
「お気に入りはね〜
この高校の卒業式のジフン君❤︎」
『それってラスコン時、あの前列で泣きながら
振り回したやつ?』
「いえす!」
『俺のを振り回せよ、俺のを。』
「でも!!今はちゃんとCIXも追ってるから〜」
『じゃあ、俺のスローガn...』
「あっ!ジフン君のペンミの時にお金
ぶっ飛んだんだった!」
『...CIXでは誰推しなの?
そりゃ...もうジフニヒョンいないし俺だy...』
「最近、ヒョンソク君来てるんだ〜❤︎
((1番の推しはジフン君だけどね!」
『もう病む。』
スタスタ歩いて、
ベッドで寝ながらうずくまるジニョン。
ガチャ
すると、腰に何やら細い腕が回される。
「ジニョン...ごめんね。
いつもジフン君ジフン君言って...」
『...』
「ジニョン好きだよ。」
『...』
「じにょあ〜」
『...』
「聞こえてますか〜?」
『...』
『あ、もしかして寝てる?』
『...』
「今日はおやすみのチューなしか...」
『...うるさい、寝れない。』
「起きてるじゃん。ねぇ、こっち向いて?
こっち向かないとチュー出来な...」
『ちゅ...っ』
いきなり振り向いてキスされたのには
彼女ちゃん驚いて目まんまる。
『お、おやすみ、っ/』
「...照れてる。ジニョン顔真っ赤。」
『は?照れてねぇし/』
「ううん、照れてる。」
『うるせ、黙れ/』
「ちょっとは素直になれ。」
『まじうるせぇ、もう寝る/』
「うん、寝よ。」
「ん、((手を広げる」
『...なに』
「ぎゅっ、して?」
『お前、上目遣いは卑怯だぞ。』
「てへぺろ❤︎」
『うわ。無理。』
「あ〜ぁ、また素直じゃないな〜」
『明日、朝早いんだよ。寝かせろ。』
「ごめん、おやすみ。」
ジニョンに背中を向けて、寝る彼女ちゃん。
怒った?!と思い、ジニョンはプチパニック。
『ぎゅ、っ』
「...」
『もう寝たの?え?嘘でしょ?』
ばりばり起きてるけど、朝まで寝たフリした
彼女ちゃん、あれ?意外とドS、?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!