「で、あるから……」
『…はあ』
つまんない。
理解できなさすぎて、もはやひま(
あとで廉に教えてもらお((
結「あなた〜さっきのやつわかった?」
『まったく 笑』
結「だよね 笑
言ってることがいみふ」
『それを言ったらおしまいだあ(』
結「どうしたあなた」
『なんでもないです』
結「だったら言うな」
『すいません』
ピコンッ
『あ、廉からだ』
結「永瀬くんも急だね 笑」
『それな
まあ、ひまだからいいんだけど』
結と話しながら、廉に返信した。
結「らぶらぶですねぇ」
『まあね 笑
それだけすきだから』
結「わあお、爆弾発言((」
『あ、廉が来るなら買い物行かなきゃ』
結「頑張れ」
『頑張ります 笑』
結と別れて、ダッシュでスーパーに向かった。
今日は餃子にしよっかな。
そう思って、餃子の皮を取ろうと手を伸ばす。
『ん〜!
届かない…』
こういう時は本当に背が低い自分をうらむ。
「はい、どうぞ」
『え、あ、ありがとうございます…』
ふと顔見ると。
見覚えのある顔。
『もしかして…阿部顕嵐さんですか?』
「あ、ばれた? 笑」
わあああああああ((
本物だ…✨
笑う顔めっちゃかっこいい♡♡♡
顕嵐「てか、俺のこと知ってるんだね」
『いつもテレビで見てます…!』
顕嵐「ありがとう(ニコッ」
あああああああ(
破壊力やばいいいい((
『助けていただきありがとうございました
では、失礼します(ニコッ』
顕嵐「じゃあね〜」
そそくさと逃げました。←
あれ以上一緒にいたら死んじゃう((
顕嵐「あの子可愛かったなあ…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。