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2019/08/05

第9話

貴方への恋心は桜色 リクエスト

🐼リクエストありがとうございました!

今回は初の題名リクエストでした!




幼馴染パロ
じんたん目線のみ

(※かすちゃんが彼女役で出てきます)






🐰

__________







俺の初恋は
中学生の時。


相手は


幼馴染のテオくん。



テオくんは男。
もちろん 俺も。



好きだと気付いてから
俺はテオくんに、もう長いこと嘘をついている。



__________










親同士が昔からの親友で、
生まれた時からずっと一緒だった。


同じ幼稚園
同じ小学校
同じ中学
同じ高校


クラスは離れたりしたけど
ほんと変な腐れ縁だなんて思ってた。

でも

中学生になって
異性を意識しだした頃
周りが女の子の性事情で盛り上がっている中、それについていけない自分に違和感を感じた。


あの女子が可愛い
あの子と付き合いたい


それが全くわからなくて、
学校からの帰り道
テオくんによく相談してた





じ「ねえテオくん、俺やっぱおかしいよ」


テ「なにがー?」


じ「女の子に興味ないって、なんかやばくない?」


テ「えー?そういう人もいるっしょw別にいいじゃん、みんなと違ってもさ」


じ「...んん~...」


テ「もし皆がじんたんのことおかしいって馬鹿にしたら、俺が許さんから大丈夫!」


じ「なんでだよw」


テ「俺がいちばん大事なのはじんたんだからね~」





そう言って



俺を見て



満面の笑みを見せた。






...たぶん、その時からわかってた。

わかってたけど、
ずっとずっと 長い間
それに気付かないふりをしてた。




でも、ある日の帰り道



テ「じんたん!聞いて!!俺






彼女できた!!!」










____びっくりした。


テオくんに彼女ができたことにじゃなく

こんな嬉しそうな顔をするテオくんに

「おめでとう」の一言が

すぐに出てこなかった自分に。




打ちのめされたように




ショックを受けた

自分にだった。








_______





あの時から高校生になって、
未だにテオくんは
その女の子と付き合っていて

休み時間や放課後、
俺と一緒に居た時間は
全部彼女のものになった。



テオくんの彼女は良い子だ。

見た目も性格も可愛いし、周りからすごくモテる。






初めてテオくんが
「これから彼女と帰るわー!」って
笑った時も

クリスマスや誕生日のイベント事で
彼女からプレゼントを貰って喜んでた時も

デートが楽しかったと惚気ける時も




俺はたくさん
笑顔で嘘をついた。




「よかったね」

「テオくんが幸せで俺も嬉しいよ」

「幸せになってね」

「なんでも聞くよ」

「俺はまだ彼女はいいかな」







この数年
ずっと笑顔で

祝福するふりをしてきた。



テオくんが他の人と付き合って

嬉しいわけないのに。

別の誰かと
幸せになんてなってほしくないのに。

そんな幸せな惚気話なんか
聞きたくないのに。



彼女がほしくないのは

テオくんの隣に
居たいからなのに。





テ「そんでさーその時さーw」

じ「あははwかすちゃんらしいねw」

テ「そうなんよ可愛いだろ!」

じ「はいはい、リア充爆発爆発」

テ「もー!じんたんも彼女つくればいいのに!俺みたいに毎日ハッピーになんよ?」

じ「俺はいーの、1人がすき!」

テ「こんないっつも俺と居るのに?w」



じ「.....テオくんは、特別だから」



テ「...なんだよ改まって!照れるって!w」

じ「.......ふふw冗談だよー」








__________








苦しい毎日はゆっくりと過ぎていって

やっと
やっと

卒業する日が来た。




大学は
テオくんとは違うところを選んだ。

テオくんはかすちゃんと同じ大学へ行く。

いやーよく続いたなあ、
良いカップルだよ。


俺なんかが入る隙
どこにもないよ。






卒業式を終え

みんなが写真を撮り合ったり
別れを惜しむ光景を見ながら

人気者でみんなから囲まれているテオくんに見つからないように

そっと校門へと向かう。




....楽しかった。



結局好きな気持ちは大きくなるばかりで

止めることなんて出来なかったけど


テオくんの隣で
幼馴染として
傍に居られるのは

やっぱり幸せだったよ。



...ずっと
一緒に居たかったなあ。


でもね、テオくん



ずっと我儘なこと思ってたけど

やっぱり

テオくんが幸せなのが
一番嬉しいや。




じ「...ばいばいテオくん」




みんなに囲まれて笑顔で話す彼を遠くから見つめて、
学校を出ようと一歩踏み出した







じ「大好きだよ」







誰にも聞こえない声で呟くと

今まで行き場のなかった気持ちが

馬鹿みたいに
涙になって溢れ出て


次から次へと零れ落ちて
俺の頬を濡らした






じ「....はは、今更泣くんだなあ、俺」







少し情けなくて俯いて
校門の外へ出た瞬間






後ろから強く腕を引っ張られて
重心が傾く



じ「__ぇ!?」


なんとか転ばずにすんで後ろを振り返ると




息を切らしたかすちゃんが

俺の腕をしっかりと掴んでいた。







じ「...へ?かすちゃん?」


か「まってじんくん!急にごめんだけd....え!?なんで泣いてんの!?」






肩で息をしながら
俺の顔を見てぎょっと驚くかすちゃん。





じ「ぁ、ああ!なんもないよ!卒業で悲しくなっちゃっただけw」


慌てて涙を拭って顔を上げる


じ「で、そんな慌ててどうしたの?」




ほんとに大丈夫?と心配してくれながら
もう一度俺を見て、腕を離すと


か「...話があるの」


って
すごく真剣な目で言った。

















→続