第14話

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2020/09/16 11:26




















渚優:あなた平気?




あなた:うん,大丈夫だよ……!











あの後太一くんにも凄く心配された

" 少し体調が悪い "

そう太一くんには誤魔化して教室に戻ってきた









白布:何?あなた体調悪いの?




あなた:し,白布くん……!













教室に戻ってきた白布くんが声を掛けてきた









あなた:だ,大丈夫…!多分雨続きで気圧にやられてるだけだと思うから…!




白布:そう?あなたは無理しそうなタイプだから信用ならねぇんだけど













" 無理しそうなタイプ "

よく言われる。実際無理するタイプと言われる

でも白布くんにそんなこと言われたら____






















見ててくれてるのかなって勘違いしそうになる____



















渚優:へぇ?あなたの事よく見てるんだね?




あなた:え……!?




白布:まぁそりゃあクラスメイトだし




渚優:クラスメイト全員の事気に掛けてんの?













渚優は頬杖をつきながら

白布くんにそんなことを聞いていた











白布:まさか。" あなただから "だよ




あなた:え____?

















" あなただから "

それって____どういう意味?











白布:あなたは太一の幼なじみだし




あなた:へ……




白布:それに俺達もう" 友達 "だろ?




あなた:………!













" 友達 "

そう____思ってくれていたんだ









白布:だから別に誰にでも心配する訳じゃ無いし誰にでも傘に入れるわけじゃねぇよ




あなた:え____?














白布くんはそう思っていてくれてたんだ____












渚優:てかあんなに堂々とイチャつかないでよね




白布:え?




渚優:キス____してるの見ちゃったし




白布:………!











白布くんは驚いた顔をしていた

見られていたとは思わなかったらしい












白布:その……なんかごめん




渚優:謝られると余計ムカつく




白布:何なんだよ




あなた:でも____




白布/渚優:?




あなた:すごく_____お似合いだなって思った















別世界に住んでる二人

その一人に恋をした凡人のあたし

好きだけど____二人はお似合い

素直にそう思ったし

入り込む隙間なんて最初から無かった____










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