第33話

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2020/09/22 03:11




















あなた:え,じゃああの時別に交換してないの…!?




渚優:?うん。してないよ?















数日後

あたし達は新しく出来たカフェに行こうと出掛けていた

あたしは花火大会の時の事を渚優に話していた
















あなた:みんなと交換したからあたしにも声掛けてくれたんだと思ってた……




渚優:まさか。あなたと白布くんが行っちゃってからあの二人すごかったんだからね!




あなた:?すごかった……?
















何が凄かったんだろう______?












渚優:なんかもう……不機嫌MAXみたいな




あなた:え……!?













太一くんと陸斗くんが……?

あたし達が勝手に行っちゃったから

怒ってたのかな……?
















あなた:ど,どうしよう……全然気付かなかった……




渚優:ま,あの二人が怒ってたのは白布くんにだけどね




あなた:え………?

















白布くんに怒っていた?

何で______?












渚優:にしてもすっかり陸斗くんのお気に入りじゃん!




あなた:そ,そんなんじゃないよ……!




渚優:あるでしょ!だって何も思ってない子にLINE聞いたりしないよ?















" 現に私聞かれてないしね? "

確かにあたしが聞かれて渚優が聞かれないのは

不思議だった______
















渚優:いいじゃん陸斗くん




あなた:え?




渚優:落ち着いてるし柔らかい雰囲気だしあなたと合ってるというか?















あたしと陸斗くんが合ってる______?














渚優:どう?" 新しい恋 "を始めるとか




あなた:え………!?

















新しい恋______?


















あなた:だ,だからそんなんじゃないって……!




渚優:そう?お似合いだと思うけどな〜












そんな話をしているとカフェに到着した

陸斗くんとはそんなんじゃないのに____



















陸斗:いらっしゃいませー………って……




渚優:あれ?




あなた:り,陸斗くん……?














カフェの中に入ると

そこで出迎えてくれたのは陸斗くんだった














渚優:バイト此処でしてたんだ?




陸斗:そ!オープニングスタッフとしてね!




あなた:すごーい……!











いつもの制服とは違う

カフェの制服に身を纏って接客する陸斗くんは

いつもよりもかっこよく見えた










渚優:此処の従業員の制服可愛いよね〜




あなた:わかる!あたしも思ってた…!




陸斗:え?じゃあさ

















『 此処で働いてみる? 』





















あなた:え……?




陸斗:OPENしたばっかだから人足りないって店長も嘆いてたんだよね




あなた:………!




陸斗:だからこっちとしては超助かるんだけど……どう?















あたしが此処でバイト______?












あなた:な,渚優……!




渚優:ん?




あなた:や,やってみない……?




渚優:え?














渚優はすごく驚いた顔をしていた

それもそうだ

引っ込み思案なあたしが

接客業をやりたいと言っているのだから













渚優:まぁ暇だからあなたがやるならやってもいいけど




あなた:ほんと……!?














渚優は快くOKしてくれた

















陸斗:じゃあ店長呼んでくるから待ってて!




あなた:う,うん……!





















初めてのバイト

わくわくするな____。








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