第40話

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2020/09/23 12:06





















『 昔からずっとあなたの事が好きだったんだ。』














あなた:……嘘……




川西:嘘じゃねぇよ。何の為にずっと傍にいたと思ってんだよ




あなた:だって……そんなの全然……




川西:お前昔っから鈍いもんな。周りの奴らは全員気付いてたぜ？




あなた:え……？











本当に昔から

あたしの事を＿＿＿＿＿＿？













川西:あなたも男にあんま興味なかったし,引っ込み思案だから取られる心配もないって余裕ぶっこいてた




あなた:え………？




川西:いつかその時が来てから伝えればいい。そう思ってたら＿＿＿＿





















『 いつの間にか白布と仲良くなってたんだ。』






















川西:白布のことが好きだなんて全然気付かなかったからフラれたって聞いた時に正直驚いたし焦った




あなた:え……？




川西:自分の好きな奴がいつの間にか違う奴に恋をしてて,知らない間にフラれてるなんて焦るだろうが











じゃあ太一くんは

あの時本当は焦っていたの＿＿＿＿＿＿？










川西:でも正直フラれたって聞いた時安心した。好きになったのが白布でよかったって思ったんだ




あなた:え……？




川西:だって＿＿＿＿＿＿























『 白布には彼女がいたし
 
     絶対に叶わない恋だと思ってたから。』





















川西:でも運悪く白布は彼女と別れた




あなた:………！




川西:しかも着実にお前らは仲良くなってる




あなた:え………？




川西:一度フラれた相手の事をあなたがどう思ってんのかわかんねぇ……でも




あなた:………？




川西:白布のこと,もう何とも思ってないなら俺と付き合って欲しい


















" もう誰かに取られるかもしれないっていう不安を

   捨てちまいたいんだよ＿＿＿＿＿＿ "

そう言って太一くんはあたしの事を力強く抱きしめた





















あなた:太一くん………




川西:………ん？




あなた:ありがとう………でもね





















『 あたし,太一くんとは良い幼なじみでいたい。』

























あなた:幼なじみとしてしか意識していなかったからかもしれない。でもあたしは＿＿＿＿太一くんとはこれからも良い幼なじみでいたいの




川西:ｯ………！





















これがあたしの" 答え "





















川西:一人の男としてみてくれねぇの？




あなた:え………？




川西:幼なじみだからってノコノコ男の部屋に上がってさ
























『 俺だって男なんだぜ？ 』

























そう言って太一くんは
























＿＿＿＿＿＿あたしの事を押し倒した






















あなた:ちょ,太一くんｯ……！？




川西:男として見てくれてねぇなら見させるしかねぇじゃん




あなた:え………？























退かそうとしても退かないその力は

男の人のものだった






















川西:あなた………























" 好きだよ "


























そう言って太一くんは





























＿＿＿＿＿＿あたしに唇を重ねた。