第20話

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2020/09/19 04:11




















白布 side











あなたに告白されて1週間が経った

他の奴らと違って下心も何も感じられなかった分

かなり驚いた









川西:あなたに告白されたんだってな




白布:え?




川西:あなたから聞いた












太一は何故か告白された事を知っていた

まあ二人は幼なじみだから

あなたが太一に言うのは自然な事か____













白布:あなた,何だって?




川西:何って?白布にフラれたとしか聞いてねぇよ?




白布:怒ったりとかしてなかった?




川西:何で?




白布:俺……あなたの気持ちも知らねぇで彼女の事ベラベラ話してたからさ













好きな人から別の好きな人の話をされるとか

辛いと思うし俺じゃ耐えられないと思ったから

それを笑って聞いてくれていたあなたが

怒ってないか少し不安だった









川西:あなたはそんな事で怒る奴じゃねぇよ




白布:え?




川西:人の相談とか乗るの好きな奴だし









" ま,人の相談乗るくせに自分の相談は全然しねぇけど "

そんな感じがした

人の心配はかなりしてくれる優しい子だ

でも____自分の事は全然話そうとしない









川西:まぁ元々控えめな性格ではあるけどさ




白布:………




川西:でも," 恋が出来て良かった "って言ってたぜ?




白布:え………?













フッたのに……?

良い結末で終わってないのに

" 恋が出来て良かった "って思えるの____?










白布:どんだけ良い子なんだよ……




川西:ま,そんなあなたの事が俺は好きなんだけどな




白布:え____?













太一はサラッとカミングアウトした

薄々気付いてはいたけど____





















川西:俺,昔からずっとあなたの事が好きだから




白布:………!




川西:だから,次は俺が動く










" だから応援しろよな "

太一はそう笑った

何故か____胸がチクンとした









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