第57話

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2020/09/28 10:07




















白布 side











陸斗:あなたちゃん,一緒に行こ




あなた:あ,うん!渚優ばいばい!




渚優:ばいばーい!ご飯作っとくから!











あれから数日後

やっぱり前より陸斗とあなたの距離が近い

二人を見る度に胸が痛い

それと同時に______イライラする











渚優:あれ?白布くん部活は?




白布:………今から行く




渚優:そうなの?頑張ってね











安藤に話し掛けられた

安藤には悪いけど

今話し掛けて欲しい相手は他にいる











渚優:何その私じゃ不満ですよって顔




白布:そんな顔してねぇよ




渚優:してるじゃん











" あなたがよかった癖に "

安藤にはそう笑われた

何だよ____気付いてたのかよ














白布:なぁ




渚優:ん?




白布:あの二人って付き合ってんの?




渚優:あの二人って……あなたと陸斗くんの事?













俺がそんな事を安藤に聞くと

安藤は驚いた顔をしていた












渚優:付き合ってるのかどうかはわからない




白布:………そっか




渚優:でも最近確実に二人は仲良いなとは思うよ




白布:………!




渚優:陸斗くんが____本気なんだなって分かる


















" 陸斗が本気 "

その言葉を聞いた瞬間____また焦りを感じた

何で……何でこんなに俺は焦ってるんだよ










渚優:ていうか何でそんな事聞いてくるの?




白布:え?




渚優:二人の事が気になるの?




白布:………別に




渚優:………ねぇ



















『 白布くんはあなたの事どう思ってるの? 』




















白布:え………?




渚優:明らかに何も思ってないようには見えないからさ




白布:………!




渚優:あ,ごめん。私先生に呼ばれてるんだった,行くね













安藤はそう言って教室を出ていってしまった

明らかに何も思ってないようには見えない

確かに何も思っていないならこんな気持ちにならない

けど______わからない。











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