平野side
廉があなたのことが好きなのは薄々気づいていた。
Jrの時から仲は悪かったけどね。笑
でも今になって告白した意味が分かんない。
永瀬「なぁ紫耀。」
『何?』
永瀬「俺さ、あなたにあんなことしたけど紫耀から奪う気はない。」
『なら、なんで?』
永瀬「このままこの関係性で続けていくのが嫌やった。
あなたとJrの時から?Kingなる前から仲悪くてファンの方にも言われてたやん?
それで、あなたのことはずっと好きやったけどある日紫耀と結ばれて
なんかはっきりしてなくて嫌になっちゃって、
で、もうこの想いを伝えるなら今日じゃなきゃ一生出来ないって思ったから。
紫耀にもあなたにも申し訳ないなって思っとる。ほんとにごめん。」
廉がそんな風に思ってたなんて
びっくりしたけど、ホントの事言ってくれて
嬉しかった。
『廉?』
永瀬「?」
『それを言うのは俺じゃなくてあなたじゃないの?』
永瀬「でも…」
『このままじゃもっと気まずいよ?俺は、本人に言った方がすっきりすると思うな。
自分の言葉であなたにちゃんと言うべきだと思うよ。』
永瀬「(泣)」
『ちょっと!!!(笑)泣かないでよ!!(笑)』
永瀬「いや、俺素敵な仲間に巡り会えたなって思ってさ(泣)」
『(笑)』
永瀬「笑うなよ!!!!」
『ま、頑張れよ!!!』
永瀬「おう!ありがとう(笑)」
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低クオ感すごいよねほんとにゴメン!!!!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!