『「ご馳走様でした」』
『今日も美味しかった』
中島「ふふ、ありがとう」
『ん』
中島「………」
『ふへ、久々にあなたとくっつける』
中島「苦しいんだけど(笑)てかお風呂は?先入っていいよ」
『え、一緒に入るんじゃないの?』
中島「はっ!?嫌だよ」
『なんでよ!入りたいよ!』
中島「恥ずかしいじゃん!」
『何回も見てるよ』
中島「言い方……」
『ね!いいでしょ!』
中島「………わかった」
『そっか……ダメだよな…………ん!?』
中島「だからわかったって言ったじゃん(笑)」
『やった~~!!!!』
『ん!!あなた入ってきていいよ~~!!』
中島「……//」
『照れてるかわいい』
中島「可愛くない!!」
『なんで背中向いてるの??』
中島「正面は恥ずかしい、、」
『じゃあこうする』
中島「バックハグか……」
『あなたは正面からのハグかバックハグどっちが好き??』
中島「前雑誌の取材で答えたけど」
『バックハグ??』
中島「正面だよ」
『なんで~?』
中島「正面の方が顔見えるじゃん。好きな人の顔はみたいじゃん」
『っ……//』
中島「照れたね??」
『のぼせてるの』
中島「はっ!?早く言ってよ!出るよ」
『は~い』
『はーい、髪乾かしますよ~』
中島「はい」
『あなたさ髪サラサラだね』
中島「紫耀の方がサラサラだよ」
『ふふ』
中島「なに??」
『あなた、俺の匂いがする』
中島「そりゃそうでしょ、紫耀の家のシャンプー使ったんだし」
『おっけー乾いたよ』
中島「紫耀の髪も乾かしてあげる」
『なんかさ、俺って幸せだよね』
中島「そうなの??」
『うん、あなたとメンバーといると幸せになれる。』
中島「私だってさ、メンバーといる時は幸せ、家族といる時も幸せ。
でも紫耀とこうやって2人でいることが1番幸せかな」
『俺も、あなたといる時が本当に幸せ。ずっと一緒にいたいくらい』
中島「私も、ずっと一緒にいたいな。こんなに人を好きになるなんて初めて」
『え、』
中島「ん?」
『もしかしてさ、あなたの初カレなの?』
中島「そうだよ?」
『やっば、俺あなたの初カレなの?めっちゃ嬉しい……』
中島「告白された時なんて鮮明に覚えてる」
『あれめっちゃ勇気出した……』
中島「振り返ると懐かしいね」
『だな(笑)』
中島「私もギュッてしていい?」
『えっ、急にどしたの?』
中島「なに?彼女が彼氏にハグしちゃダメなの?」
『っね、今日可愛すぎない??』
中島「はっ、」
『この雰囲気で言うのもなんだけど、同棲、しませんか?』
中島「っ、したい!同棲!一緒に住みたい! 」
『まじで……??めっちゃ嬉しい!!色々落ち着いたら家とか探そっか?』
中島「うんっ、!」
こんな幸せな時間を過ごせるなんて幸せ者だ。
これからもお互い、よろしくね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。