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2018/03/20

第3話

3話
その答えは今日、透の家に久しぶりに集まった時に明らかになった。

「え…うそ、だよね」

自分でも聞いたことがないくらい乾いた笑いが溢れた。

「いや、何が?」

透は『本当に』わからないと言った様子で首をかしげた。

春を見る。

けれど、結果は同じだった。

「つぼみちょっと疲れてるんじゃない?休む?」

疲れてるのは2人の方じゃないの

そう言ってやりたかった。

けど、嘘をついているようには見えなかった。

ねぇ、うそだよね。

信じたくない、そんなの。

「2人とも…本当に」

私は震える声で未だ信じられないことを言った。

「涼太の事覚えてないの?」

涼太はこの場にいない。

「だから誰?その人」

「私たち4人、ずっと一緒だったよね?」

「いや、3人…だよ?」

顔が青ざめているのがわかった。

「どうした?その…涼太って人、俺たちとあったことあったっけ?」

私は怖くなって家から飛び出した。

信じたくない、嘘だ、ウソだ。

昨日の声が、言葉1つ1つが、もう戻らないもののような気がしてならなかった。

タクシーに乗って、家の帰った。

自分の部屋に入って扉、窓、全て閉めきった。

信じられない、という思いが強すぎて涙ですら出てこなかった。

それが、私たちが【幼馴染】だったということをかき消しているようで怖かった。

もしかしたら、眠ったら涼太の事を忘れてしまうんじゃないか。

明日になったら何事もなかったように3人で笑って過ごすことになるんじゃないか。

このままではダメだと思い、明るいことを考えようとするも思い浮かぶのはこんなことばっかり。

幼馴染として、ずっと一緒に過ごしてきた仲間として、私と1番長く隣にいたのは涼太だった。

俺たちは、【幼馴染】だった。

【友達】だった。

私は【幼馴染】をなくした。

涼太は、

【幼馴染】は、

今どうしているんだろう。


いや、違う。

もしかしたら【涼太】なんて存在していなかったのかもしれない。

私たちは仲が良かった。

良かったんだけど、なんだか透と春には友情じゃない何かがある気がして、私はそれが引っかかったまま接していた。

2人の関係性みたいな誰かが欲しくて、勝手に嫉妬して、自分の中で作り出していただけなんじゃないか?

って、思ってしまう。

違うと思いたいけど、そう思うほどに心は確信に近づいてしまう。

「ははは、、そっか。…私に、、【涼太】、なんて…いなかったんだね」

乾いた笑いが溢れた。

そう思うとなぜか心が軽くなった。

みんながおかしくなったんじゃない。

もともと私が壊れていたんだ。

妄想と現実の区別がつかなくなって、リアルから逃げて、2人に迷惑かけて…

まるで狂ったように踊り続けるピエロだ。

何が正しくて何がダメなのか、

何が現実で何が幻覚なのか、

それすらも分からなくなった私は、

何にすがって生きていけばいいんだろう。

それでも…

「会いたいよ…涼太」

最後の方はかすれて自分でも聞こえなかった。







私は、【涼太】を作り出していただけだったんだ…