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2018/03/21

第4話

4話
後日、3人の予定があった日。

話をするために、私の家に集まってもらっていた。

「ごめんね、この前は」

涼太は笑って言った。

「全然大丈夫だって、急に飛び出すからちょっとびっくりしたけど」

春の方を見ると春も気づいて微笑んだ。

「話ってなんだったの?」

「うん、」

私は2人に何か引っかかるものがあった。

けど、その正体はわからないまま、私は口を開く。

「ねえ、」

私の声に2人の視線がまっすぐこちらをむく。

「2人はさ、大切な人のために泣ける?」

2人は何も言わない。

私は顔を見ずに話を進めた。

「泣ける気がしないの。別に、泣きたいわけじゃない。…でも、泣くことができないという事実が、その大切な人との思い出を全否定しているような気がして…その人の存在をなかったものにしているような気がして、自分が嫌になった。」

自分で自分を笑ってやりたかった。

嘲笑ってやりたかった。

でも、そのやり方さえもわからなかった。

「…なんてことを、最近思ってる。」

《笑ってよ》

そう言いたかった、でも玄関の扉の開く音にそんな思考が止まった。

この音を、私は知っている。

ずっと待ってた

もう聞けないと思ってた

叶うはずないって、会えるはずないって

そう…思ってた。

私は2人を置いて玄関へ向かう。

その間にも心臓は張り裂けそうなほど鳴っている。

そこに、彼は立っていた。

「蕾…ただいま。」

そいつは、【涼太】は、涼太は、

笑って言った。