出会ったのはいつだっけ?
何年前の春だっけ?
廊下ではしゃいで怒られてる人
先生「また お前か〜火神!!」
火神「げっ!!逃げろ〜」
先生「おい、待て〜」
友達「また火神くん怒られてるね」
あなた「うん、そうだね…」
クラスは離れてたけど
何かと目立ってましたね
話しかけたのはいつだっけ?
声を掛けてくれたんだっけ?
火神「な、なぁ鈴木だよな、勉強教えてくんね?学年1位だろ…」
あなた「うん、いいよ」
いつの間にかくだらない話して
火神「それでさ〜黒子がよ〜」
あなた「ふふっそうなんだねほんとに大我と黒子くんの話聞くの面白いね」
冷やかされちゃって変な距離感
リコ「火神くんとあなたちゃんって付き合っているの?」
あなた「な、何言ってるのリコねぇそんなことないよ」(相田リコとは従姉妹です)
君は素っ気ないけど
でもね知ってた
残り10cmの勇気があったなら‘’未来”が変わっていたのかな
もっと私単純バカで素直なら掴んでたはずなの!
好きなの?好きでしょ?
ポジティブ系の意気地なし
今も思い出すの
このページもあの時のページも
火神「見ろよあなた!!すげー綺麗な花火だなー初めて浴衣着た!」
あなた「本当に綺麗だね…初めて浴衣着たの?」
火神「おう!!アメリカでは着なかったからな」
あなた「そうなんだ…」(すごく似合ってる)
私の初恋でした
秘密だよ
君の長い物語の中に私少しでも居られたかな
君と私の物語が少しだけ重なってたはずなの!
今はもう子供じゃないけれど素敵な恋と思い出の本を閉じたら鍵をかけて
火神「じゃあ、俺アメリカに行ってくるな!!」
あなた「うん…行ってらっしゃい」
残り10cmの勇気があったなら
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。