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第4話

おしまい
 家に着いた。だが、家には予想もしていなかった人達がいた。
シロ
シロ
てん…し…?
クロノ
クロノ
どうしてお前達がここに…!
たくさんの天使達がいたのだ。それも高級そうなスーツやメイド服を着た。どうやらクロの反応から見て、知り合い…使用人達みたいだ。そして、私の使用人達は全員眠らされていた。この天使達は魔法を使用したようだ。
クロノの使用人1
クロノ様、こんな所に居られたんですね。国王様も心配しております。帰りましょう。
国王様???
シロ
シロ
クロ、国王様ってどういうこと…?
クロノ
クロノ
国王はレヴィス王国の国王だ。そして…
クロノ
クロノ
僕の、父親だ。
クロが、一国の王子…?
シロ
シロ
クロ、あなた王子だったの?ねぇ、どういうこと?私のそばから離れないで。お願い。私を、独りにしないで…!
クロノ
クロノ
そう。僕は王子だ。でも、国に帰るつもりはない。僕には、大切なシロという存在ができたんだ…!
クロは、そう言って使用人達を追い出そうとした。だが、しかし。
クロノの使用人1
それでは困ります。ですので、王子。あなたを無理矢理にでも国ヘ連れて帰ります。
クロノ
クロノ
ちょっ!!うわぁ!!
クロの腕を強引に使用人2人が掴んだ。
シロ
シロ
クロ!!
私は、護身用のナイフを取り出し使用人の1人に斬りかかった。
クロノの使用人2
うわぁ!!
私のナイフは、見事にその使用人の肩に刺さった。しかし、力が強すぎてクロは抜け出すことができない。
クロノの使用人3
この小娘!何を!!
使用人の1人が私に飛びかかってきた。
シロ
シロ
きゃあ!!
クロノ
クロノ
シロ!!
そして、私の腕を掴み、拘束した。
シロ
シロ
放しなさい!!この!!
手を振り払おうとするが、力が強すぎる。そして、その間にクロが天使達に連れてかれて行く。
シロ
シロ
クロ!!
クロは私ににっこりと笑った。
クロノ
クロノ
また、会える!絶対に会ってみせる!僕が王になって君を絶対に見つける!!そして、一緒に平和な世界をつくっていこう!!だから!!
シロ
シロ
嫌だよ!!私を置いてかないで!!1人にしないでよ!私を守ってくれるんでしょ!!ねぇ!!クロってばぁぁぁあああ!!!!
クロノ
クロノ
またね、僕の大好きな…
クロの言葉が言い終わらないうちに、クロはものすごいスピードで連れていかれてしまった。気づけば私を拘束していた天使もいなくなっていた。
シロ
シロ
私も、大好きよ…クロ…。
辺りに静寂が訪れる。
シロ
シロ
結局、1人になっちゃった…。
私の悲しい声だけが広い大広間に響いた…。