その時、サウナの様な暑さが身体を覆う。
そう言って荒くソファに投げられる。
そう言ってツンと首を触ってくる。
身体から電流が流れる。
耳の奥を刺激する声。
容赦なくベトベトに濡れた所を舐め回す彼。
彼を離そうとしても力が出ない。
ニヤッと笑いながら次はベルトを外し始める。
その瞬間にアレが奥を突き上げる。
悔しさでガツンと言ってやった。
力では負けるから言葉で。
そう言ってその弱点を避けるように突き始める。
全然身体のビリビリが収まらない。
そう言ってさっきよりも奥を強く突いてくる。
彼の誘惑で私は達してしまった。
そう言って家を出た彼。
連絡……しないでおこうかな。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!